番外 NARUTO編 その1
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ませんけれどね。いろいろあったと言う事だけです」
「いろいろって…」
「それで、わざわざ俺達を口寄せしたと言う事は何か用事があるのですか?」
「用事もなにも、私達の認識ではお前らが勝手に里から消えてしまい大事な戦力が消えてしまったと言う事なのだが…」
ふむ…
「それもそうですね。とは言え、勝手ではありますが、今の俺達は木ノ葉に戻れる状況じゃないのでね。用事が無いなら挨拶だけをして帰らせてもらえないかと思うのですが…」
「すまんがそれは無理だ。我々も今この時期に大事な戦力をみすみす逃すわけにはいかん」
この切羽詰った感じはどういう事だろうか。
それから聞いた話をまとめると、どうやら今まさに暁と言う組織と全面戦争が始まる前らしい。
各里の忍者は結束し、この組織との戦いに挑むそうだ。
敵のボスは悪名名高きうちはマダラといい、初代火影と共にその伝説は有名との事。その実力はおとぎ話級らしい。
この戦いに負けは人類の永遠の幽閉を意味し、今までの過程を全て否定される結果になるとの事。
なるほど、これは彼ら忍者達には負けられない戦いで、彼らに繋がり育て、守ってもらっていた俺達の戦いになるのか。
『アオ、どうする?これは私達の過去の因果。言い方を変えれば絆かな』
と、ソラからの念話が入る。
『絆、か』
『命の危険は確かにあるよね。戦争だもの。自分だけは死なないなんて事は絶対にない』
うん、それはそうだ。命を賭した戦い、戦争になる以上、自分の命もベットされるのは当然だろう。いつもなら避けて通るはずの懸案だ。だが…
『この世界があって、俺達の今が有る。彼らとの繋がりがあって、あの時を生きてきたという実感を今こうして感じさせてくれている。…なら…』
『うん、そうだね。それじゃあ返そう。今の私達なら、いっぱい返せる物も有るはずだよ』
『それが結局武力の行使と言う事なのはこれはもう俺達の業であると言う事なのだろうけどね』
『だねぇ』
俺の言葉にソラはくすりと笑った。
答えは決まった。この選択を過去の自分なら後悔するだろう。だが…
『俺達が関わった事。その全てが現実だ』
『うん』
綱手に協力の意を伝えると、忍連合の額宛を頂いた。
部隊への編入などは追って知らせるとの事なので、空いた時間でヒナタとリーと会話する時間が取れた。
「あの、…これっ」
そう言ってヒナタから渡されたのは木ノ葉のマークが入った額宛。
「これは…」
「アオくんとソラちゃんが居なくなってからずっと私があずかっていたの」
「懐かしいな」
「うん」
「懐かしい物なのですか?と言うか、オーラの感じは確かにお二人に間違い
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