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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
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っ!? 誰が色目使って――!?」

 聖の言葉はそこで止まる。なぜならフェイトの先には笑顔を見せつつ、周りに黒いオーラを纏うなのはの姿があったからだ。

「……聖くん。向こうでO☆HA☆NA☆SHI、しようか?」

「いや、まて。お前等少し勘違いをしてるぞ? 俺はただギンガと話をしてただけ――」

 最後まで言わせてもらえないまま、聖はなのは達に連れ去られそのまま消えていった。

 残されたのは、ただただ首をかしげるギンガと、苦笑いを浮かべる皆の姿だった。

 数分後、聖が連れ去れたた方向から聖の絶叫と、大爆発がしたのは言うまでもない。





 その日の夕方、聖は首元を押さえながらげんなりとしていた。

「いてー……ったくアイツらー、容赦なしにぶっ放してきやがって……」

〈あれはまぁ理不尽でしたねー〉

 安綱はそういっているものの、妙に声が楽しそうだ。

「おい、今確実に笑ってるだろ」

〈なんのことやら〉

「ったく妙に器用だなテメェは」

 毒づきながら聖はマリエルのいるデバイスルームに向かっていた。

「うーっす」

 軽めの挨拶をしながら室内に入ると、

「いらっしゃーい。じゃあ二人とも今日の夜にね」

 中にいたのはマリエルのほかに、スバルとギンガがいた。

「わかりました」

「では、またお邪魔します。聖さんもまた」

「ん、おう。またな」

 二人は聖に軽く会釈をすると、部屋から出て行った。

「二人は何か会ったんスか?」

「んー、まぁちょっとね。それよりも聖くんが来た用事は安綱かな?」

「ええ。調整よろしくお願いします。どんくらいかかりますかね?」

「そうだねぇ……今日はスバルたちと約束があるから明日の朝までにはできてるよ」

 マリエルの返答を聞いた聖は安綱を渡した。

「じゃあ、しっかり調整されて来い。ついでにそのへらねぇ口も少しは制限してもらって来い」

〈お断りです〉

「アハハ……。相変わらずだね二人は」

 二人の言いあいを見ながらマリエルはぎこちない笑みを浮かべる。

「じゃあ、また来ますんで。安綱頼みます」

「はい。わかりました」

 聖は部屋を後にした。





「さて……安綱もいなくなったしどうするか」

 聖は手持ち無沙汰になってしまいあたりを見回してみるが、特にこれといって何かあるわけでもない。

 仕事は既に終わっているし、はやてからの呼び出しもない今、聖は非常の暇なのである。

「うーん、飯になるまでヴィヴィオの相手でもしてるか」

 思い至ったように聖は自室に戻っていった。






「大分無茶してるみたいだね
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