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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
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 3人の後ろには浅葱色の髪の眼鏡をかけた女性と、薄い藍色の長めの髪を後ろで結わいた女性がいた。

 皆がやってくると、ヴィヴィオは二人の手から離れ、聖の足に抱きついた。

 それを苦笑しながら抱き上げると、ヴィヴィオは満足そうに笑みを浮かべる。

「えーっと、今日の午後の訓練から陸士108部隊のギンガ・ナカジマ陸曹がしばらく出向になります」

 なのはが皆に告げると、ギンガが一歩前に出て、

「108部隊ギンガ・ナカジマ陸曹です。よろしくお願いします」

 しっかりとした口調で四人に敬礼した。

「ナカジマってぇとスバルの姉ちゃんか?」

「そうだよ。あれ? 聖知らなかったっけ?」

「まぁ会った事はねぇな。ヴィヴィオを保護した時に手伝ってくれたってのは知ってるが」

 フェイトに耳打ちしながら聞くとフェイトも小声で答える。すると、なのははもう一人の女性に手を向けながら、

「それで、こちらの人が10年前から隊長達のデバイスの調整をしてくれている。本局技術部の精密技術官」

「マリエル・アテンザです。よろしくね」

 なのはの声に続くようにマリエルは皆に挨拶した。四人も元気よくそれに返す。

「じゃあ、とりあえずまずは皆お昼ね。食べた後は午後の訓練がんばるよ!」

「「「「はい!!」」」」

 一通り挨拶が終わり、なのはが皆に告げると、それぞれ隊舎にある食堂に向かう。聖は抱き上げていたヴィヴィオをフェイトに預けるとマリエルに声をかけた。

「お久しぶりです。マリーさん」

「そうだね聖くん。こっちでも随分うまくやってるみたいだね?」

「まぁそうっすね。でも何で急に?」

「うん。はやてちゃん達のデバイスを見ておこうと思ってね。まぁ他にもあるんだけど、安綱も見てあげるよ?」

「じゃあ、後で行きます」

 聖はマリエルから離れ、なのは達の元にかけていった。

「聖くんはマリーさんと知り合いなの?」

「ん? ああ、本局にいたときに結構世話になっててな」

〈私の整備などもしてくださいました〉

 なのはの問いに聖と安綱が返答した。するとなのは少し俯きながら、

「……よかったー。マリーさんとは何もないんだー……」

 小さくポーズをしていた。

 因みにそれを聞いていたフェイトも妙に笑顔だった。





 昼食を皆でとった後、スバルとギンガ二人だけでの模擬戦が行われた。

 二人は互いにウイングロードを駆使し、空中で空戦と同様な動きをしながら戦っている。

「へぇー、うまいもんだな」

「ウイングロードはあの二人の特有の魔法だからね。うまく使えば空戦も可能になるよ」

「まぁ実際今も空戦みたいなもんだしな
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