第二十話「壮絶料理対決 前編」
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る――ように見えなくもない。
錯覚なのは分かっているが、何か訴えかけているように思えなくもない。
「……困りました。これではオサシミが作れません」
まさかエストがここまで可愛い子だったとは。いや、原作知識で可愛いというのは識っていたけれども。
しかし、実際に目の当たりにすると何とも言えない感情が込み上げてくる。日本で言うところの『萌え』に近しいものだ。
ふと、本棚にある料理本が目に入った。料理を作らないクレアの部屋になぜこれがあるのかは不思議だが、今はエストの助けになるだろう。
「これに色々な料理が載ってるから参考にしてみたらどうだ?」
「……乙女の料理レシピ一○○? わかりました、参考にさせてもらいます」
「ああ」
「――色々な料理があるんですね……これは東方の料理ですか。オサシミと同じ東方伝来のものなのですね…………肉じゃが? お嫁さんに振る舞ってほしい料理ナンバー一……」
真剣に本を読み始める。エストの邪魔にならないように早々に立ち去った。
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