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緋弾のアリア-諧調の担い手-
後輩と北欧の変態
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会うまでに一体何人の女性を落すのか。
非常に頭の痛くなる、頭痛の種だ。


「時に主よ、アニメやゲーム等は好きか?」


思考に陥っていたのと、唐突な話の急転に困惑する。
顎に手を当てていた状態のまま、思わずそのまま硬直する。


「えっ…まぁ、嗜む程度ですけど」

「そうかそうか。私は人間界のアニメやゲームが大好きでのぉ。特にエンジェルビーツの天使ちゃんが好きなんじゃよ。その中の人の―――」

「……ハァ」


それは何となく理解していた。
高価な調度品の飾られている室内の至る場所には、アニメやゲームのタペストリー、フィギュア等が飾られている。

私は突如として説法を説く様に語り出した老人の言葉を聞き流す。
老人は手元に置かれていた銀髪の少女―――天使こと立花奏のフィギュアを逆さにする。

そうして、そのフィギュアのスカートの中をまじまじと覗き見ている。


「…………」


私はそのオーディンの行動に侮蔑と軽蔑の混じった視線を向ける。
だが、主神はそれにも気付かずに自らの世界に浸っている。

……はっきり言っていいですか?


「白いパンツとは、流石は天使ちゃん―――」


この主神、正直気持ち悪いです。
私は老人が口から発する公害を耳に入れない様に、意識から完全にシャットアウトする。






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「……もう、いいですか?」


げんなりとしながら、思わず嘆息する。
お年寄りは話が長いと言うけれど、正にその通りだと実感した。
とりあえず、この主神がそのフィギュアのキャラがどれだけ好きなのかは理解出来た。……嫌でも。


「うむ、話が脱線しすぎたのぉ」


……脱線し過ぎです。そう私は心の中で突っ込みを入れる。
軽く半刻程の時間を無駄にしたと思われる。


「そう言うな、老人の話は長いと相場が決まっておるじゃろう?」

「…人の心内を勝手に読まないで下さい」


勝手に人の心中を読まないで頂きたい。
人の心内を読まれて、プライベートも人権も、何もあったものじゃない。


「それで、アニメとかが好きなのが何か関係あるのですか?」

「うむ。主が転生する世界は知っておるじゃろうが、それなりに危険な世界じゃ」

「ええ、まぁ。それは解っています」


それははっきりと理解している。

刃が火花を散らし、銃弾が行き交い、超能力や吸血鬼まで出てくる様なとんでも世界だ。
何の力も、才能も持たない私では、即ゲームオーバーだろう。


「はっきり言おう。今の主では男の後を追っても、あの世界では生き抜けないだろう」

「……っ…そう、ですね」


自身の心内では解っ
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