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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第56話 10年前
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リュウキは心弾んだ。誰かとの共同作業なんて初めてだから。同じ志をもって、一緒に出来るなんて。それは、PC上の事だったが、リュウキにはどちらでも良かった。
「よろしくー……っと送っとかないとね……、サニーに!」
リュウキは、サニーにその旨を直ぐに伝えた。その後の2人である程度やり取りをした。
勿論それは、システムに関して、コンピュータ関連の内容が主だった。
でも、仕事の合間、稀にネットワークゲームについても。お互いに大好きだったんだ。
だから、それらのやり取りでサニーとリュウキが意気投合していくのは時間の問題だった。
〜数日後 能力開発研究所〜
「ふぅ……。」
リュウキはPCの前で一息ついていた。今回の期間で所長に頼まれた仕事の内容。其れは確かに大変なものだった。
動物を利用した研究と言う風に聞いていた。後にそれは主に医療関係に携えるものだと。
《フルダイブ技術》
その技術の応用のものだった。茅場晶彦と呼ばれる天才が研究している技術。それは8割以上完成している様だ。
その技術開発は自身も参加しているものであり、今回の医療関係も問題ないと思っていたけれど1人で出来ると思ったことが甘かったと痛感する。だから、彼女と同時進行で始まったものだった。
「うん。確かに、凄いね……これ。確かにこれが完成したらきっと……うん、間違いない! 今の医療もかなり進歩するよ……特に先天的に目の不自由な人には、正に奇跡的だと思う。夢の世界だよ。擬似的とは言え光を見る事が 感じることができるんだからっ! ……ん? あれ?」
リュウキは、目を輝かせながら言っていたんだけど……、直ぐに表情をキョトンとさせていた。
「僕って、何でこんなに夢中になってるんだろう? ……別に、医療関係に興味があった訳じゃないのに、いつの間にかのめりこんじゃったんだ? 確かに凄い物だとは思うんだけど……ん〜」
リュウキは腕を組んで考え込んだ。その事に驚いているようだ。
今まで、興味のないものには見向きもしなかったし、自分でも理解できるから。
「ほほほ……。全てのテクノロジーに共通してますからな。坊ちゃん……」
「わぁっ!」
そんな時、いつの間にか、後ろに立っていたのは綺堂だった。
「もぅ……爺や、驚かせないでよ」
リュウキは、ちょっと膨れながらそういった。
最近では、綺堂のことを、爺やと呼んでいる。そして綺堂もリュウキの事を坊ちゃんと呼ぶようになったのだ。単純な呼び合い方だけど……リュウキが信頼しきっているのが判る。
「でも、そうなのかな?」
リュウキはそう訊いた。
それを訊いて綺堂はニコリと笑って続ける。
「はい、そうです。全て繋がり
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