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仮面ライダーOOO The Original Story 〜異世界戦記〜
004 集結と 面接と 赤いグリード
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れてしまった。
「ぐわああああっ!!」
『はっ、そんなものか…かつての威光が聞いて呆れるなあ…ええ?オーズ。』
人外は右腕を翳し、挑発的に言い放つ。
(こいつ…強い…無機ヤミーの非じゃない…一か八かやってみるか…)
オーズはトラクローを前方に構え、人外に向けて突っ込む。
『はっ、血迷ったかオーズ。諦めという言葉を知らんのか?』
人外は挑発的にそう言い放ちながら尚も火球、否、光弾を放つ。
オーズはそれを、バッタレッグを活かして華麗に避ける。
「だああああああああ!!」
『チッ!失せろ !!』
オーズのトラクローと、人外の右腕は、ほぼ同じタイミングで、お互いの身体に当たる。…だけではなかった。
オーズのトラクローは、そのまま人外の腹に突き刺さった。
『ぐ!?が…き、さま…』
予想外のダメージに驚く人外。
「ぐう…、ん?な…刺さった…?」
これにはオーズも意外そうだった。
『いい加減に…離せッ!!』
再び零距離からの光弾を放つ。
無論、喰らったオーズは吹っ飛ばされた…のだが、何故か、人外が悶えていた。
『がぁ!?ぐうぅ…コアが…』
そして、オーズのトラクローには…
「これは…」
孔雀を模したコアメダルが、トラクローに挟まっていた。
『う、くぅ、…返せェェ!!』
人外は、脇目もふれず突っ込んできた。
しかし、冷静さを失い、隙だらけとなった人外を、オーズは見逃しはしない。
すぐさまメダジャリバーを拾い上げ、人外に一撃を加える。
人外は、突っ込んできた勢いのまま倒れ込む。
『ぐぅあ!?貴様ァ…』
「なんなら、お前のメダルでお前に引導を渡してやる。」
攻めの姿勢に転じたオーズはトラをクジャクと入れ替えた。
『タカ!クジャク!バッタ!』
「ん?」
一瞬だけ、タカヘッドが燃えかけたが、直ぐに元に戻る。
そして腕には、盾のような装備がいつの間にか付いていた。
「タジャスピナー…あれ、…“なんで分かるんだろう”…」
オーズ、即ち蓮矢は、何故か、その装備の名が分かった。
否、『分からされた』と言う方が適切だろうか。
『俺のコアを…勝手に使うなぁぁぁぁあああ!!』
人外は、更に冷静さを失い、オーズに迫る。
単調な突進に、オーズは、タジャスピナーで人外の腹部に一撃。
炎のような攻撃に、同じ炎を使う人外ものけぞる。
『返せ!返せ返せ返せかえせカエセカエセカエセKAEせぇeeぇeeぇ!!』
人外は、発狂したかのように叫ぶと再び光弾を、ただし、乱射するかのように定まらない照準で放つ。
その内の一発が、オーズに迫るが、オーズもまた、左手を前方に翳しタジャスピナーから同様に光弾を放つ。
炎同士
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