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仮面ライダーOOO The Original Story 〜異世界戦記〜
003 謹慎と 水棲と 電光パンチ
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コンコンと、蓮矢がドアをノックする、すると中から「入って!」と、若々しくも何故か、貫禄のある声が聞こえてくる。
蓮矢とラルフが入室し、蓮矢が用途を伝える。
「氷乃蓮矢、伍塔颯斗、召集を受け、ただいま到着いたしまし…た!?」
蓮矢が固まる。
そこには、まるで旅に出るかのような格好と、大量の荷物を持った幸神が立っていた。
「会長…なにを?」
蓮矢が聞く。
「連絡だけ言うわね。氷乃蓮矢、伍塔颯斗に無期限の職務停止命令を言い渡します♪」
「………」
『「??」』
「………♪」
しばしの沈黙、そして
「はいいいいいいいいいいいいいいいい!?」
蓮矢の絶叫でそれが破られた。
『「やかましい!」』
ラルフが怒鳴る。
「お前は黙れ!!会長!どういうことですか!!」
「だって、会社勤めしながらオーズとして戦うなんて面倒じゃない?それに会社としても譲歩したほうよ?」
幸神がきっぱりと言う。
「ぐっ…じゃあ金はどうなるんですか?」
その言葉に反応し、幸神は蓮矢に近づき…
「…頑張って♪…」
と、小声で告げた…
「……………」
蓮矢が崩れ落ちた。
『「氷乃蓮矢、何を呆けている?我に支障はないし、幸神の気遣いなのではないか?」』
そんな何も分かっていないラルフに、蓮矢がキレる…
「オイコラ時代錯誤野郎!!テメェ分かってねえだろ!?お前の大好きな卵焼きすら食えなくなるかも知れねぇってのに!!」
『「なん…だと…!?」』
蓮矢の一言に愕然し、今度はラルフが崩れ落ちた。
さらに「ああそれと…」と幸神
「私もしばらく会長の席空けて、代理に入ってもらうから♪」
幸神が資料を雑に鞄へ入れながら言った。
「代理って…一体誰を…てか、休んで何するつもりですか?」
蓮矢が気力を振り絞って質問する
「ん〜?じゃあ、入ってきて〜♪」
テンション高く女子高生のような仕草でその人物を呼ぶ。
「へえ…この連中がねぇ…」
そこにいたのは、ジーパンに革ジャンという、なんとも厳つい格好でいて、親しみやすそうな笑顔を浮かべた30代とおぼしき男性がいた。
「私のお兄ちゃん!幸神映(こうがみあきら)よ!」
その名前を聞いた途端、蓮矢はすくっと立ち上がると背筋を伸ばした。
「あ…あの…ほ…ほんじつつつ…は…」
更に呂律まで回らなくなる。
無理もない。幸神コーポレーションは、全世界に広がる『幸神グループ』の一部に過ぎず、数年前には存在すらしていなかった。
しかし、数年前に彼、幸神映が幸神グループの代表となった途端に業績が跳ね上がり、現在のグループ状況になったということである。
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