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仮面ライダーOOO The Original Story 〜異世界戦記〜
002   獣と    亜種と   新兵器   
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「(まあ俺1人だから、否定の余地は無いが…)確かにそうですけど…動力がセルメダルですよね?」
蓮矢がパネルで詳細を見ながら言う。
「そこは…ヤミーと戦えば、なんとかなるでしょ?」
幸神が言った。
(どこまで楽観的なんだろう…)
そんな会話をしていた矢先…
『〜〜〜♪」
蓮矢の携帯にマンションからの電話、蓮矢が出てみると
『氷乃蓮矢、ヤミーだ。今回も無機だ。昨日と同じ場所のようだ、我は行くぞ。』
ラルフからの電話だった。
「ムキヤミー?無機…生きていないと言うのか?」
蓮矢の顔つきが変わる。
『言ってしまえば、ヤミーはすべて生きてなどいないがな。無機ヤミーは、グリード単体で生み出したヤミーと解釈していいかもしれん。』
ラルフが言う。
「ちょっと待て、ヤミーの件は納得だが、他にも分からないことはある。いま気づいたが、なぜ電話を使えるんだ?」
蓮矢が疑問を投げかける。
『念による検索及び適応…感覚が戻ってきたゆえ、これで我自信を適応させていたのだ。』
ラルフがいつもの調子で言う。
「そうか…しかし、念てのは凄いモンだな…」
蓮矢の顔が若干引きつる。
『念動力者がそれを言うか…まあいい、オーズドライバーは持っているな?』
「もちろん、じゃ、現地で。」
電話が切れて、幸神が尋ねる。
「何かあったの?」
「ヤミーです。じゃあこれ、お借りします。」
蓮矢が答え、メダジャリバーを持つ。
「めんどくさいから、もう譲渡するわ。」
幸神の言葉に苦笑しながら、連夜は第二研究開発室を後にした。













・・

・・・

・・・・
















一方、幸神コーポレーション 考古学研究施設跡では…





「「「「うわああああああああ!!」」」」
警備員が、逃げ出していた…
そこには…
『ゴルルルルル…』
興奮状態の、猫のようなヤミーと、顔面を潰され、腸(はらわた)をメチャメチャにされた、人間であった形跡のある『それ』と…
『うわあ…やっぱり無機ってヒドい…』
あちゃー、というような格好でそれを見やる異形の姿があった。
その風貌は、ネコ科の動物を彷彿とさせ、頭はライオンとも、チーターともとることが出来、腕にはトラのように強靭そうであった。
『これは…マズいかも…』
そう呟いて異形は、チーターの如きスピードで走り去っていった。
そのすぐ後、蓮矢のライドベンダーが到着、その惨劇を目の当たりにし、絶句する。
「…………」
『「獣種…カザリのヤミーか…」』
時を同じくしてラルフが到着する。
「また新しいグリードのヤミーみたいだな。」と返しつ
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