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仮面ライダーOOO The Original Story 〜異世界戦記〜
002 獣と 亜種と 新兵器
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。
記事には、『幸神コーポレーション研究施設倒壊、現れた怪物と謎の仮面の戦士』と 書かれていた。
更に、写真提供の欄には、『伍塔姫那』と書かれていた。
伍塔姫那(ごとうひな)…その姓で分かるとおり、伍塔颯斗の妹で、23歳、フリーのカメラマンをやっている。
蓮矢と颯斗は高校からの付き合いなので、姫那とも友達ではある。というよりは、友達という言葉でまとめていいのか分からないほど仲がよかった。
「…」
蓮矢は教えてやりたかった。
無事。とは言い難いが、颯斗が生きていることを。
しかし、携帯は控え室のロッカー、家電に登録していない…連絡する手段はない。
蓮矢は、「また何もできない…」と、憤りを感じていた。
・・
・・・
・・・・
「ラルフ、お前どうする?」
支度を終えた蓮矢がラルフに言った。
『「何をだ?」』
ラルフは、今度はテレビを観察していた。観賞ではなく。
「お前も行くかって聞いてんだ。」
蓮矢が鞄を肩にかける。
『「何故我が行かねばならんのだ?」』
ラルフがうっとうしそうに言う
「そうかよ…じゃあな…」
蓮矢は、部屋を出た。
(グリード共が大人しい内に出るのが得策か…暴れ出してから出るのが得策か…まだ見定める必要があるか…)
ラルフはそんなことを考えながら何かを念じていた。
(あるいは…ヤツの手の中か…)
・・
・・・
・・・・
蓮矢は、キーがなく、車を使えないため、昨日乗ってきたライドベンダーで幸神コーポレーションへ向かった。
そしてまず、ライドベンダー隊控え室に行き、自分と颯斗の私物を回収、第二研究開発室に向かった。
「あら、もう来たのね。」
と、幸神が言う。時刻は8時55分を指している。
「それで、お話しとは?」
蓮矢が荷物をおきながら尋ねる。
「まずはこれを見てちょうだい。」
と、蓮矢に大きな剣を渡す。
「会長、これは?」
少し思い刀身を両手で支えながら蓮矢が聞く。
「コードネーム『メダジャリバー』、戦士オーズの新しい武器よ!」
幸神が設計図を見せながら言った。
「メダジャリバー…ってこれ、ライドベンダー隊戦力強化計画の…」
蓮矢がメダジャリバーの柄を掴む。
「そうよ。でも、壊滅してるからノープロブレムよ♪」
幸神が笑顔で言う。
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