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仮面ライダーOOO The Original Story 〜異世界戦記〜
002 獣と 亜種と 新兵器
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幸神が、「見せたい物があるから、9時までに第二研究開発室に来て!今日有給にしといたから!」
という強引な書き置きを残して去ってから、早2時間、AM7時00分。
「…痛い…」
『「むぬぅ…」』
一晩中の自業自得が響いているのか、殆ど無言の2人、それぞれ蓮矢は朝食作り、ラルフは脱衣場で着替えている。
なお、ラルフの服は、蓮矢のタンスからラルフがチョイスしたものである。
「おい、飯出来たぞ…」
『「しばし待て、もう少しだ…」』
一晩の一件以来、二人の中は悪化するどころか、若干よくなっていた。
よく考えれば、2人は出会ってから1日たっていない、そんな短時間であんな超常的喧嘩をする…、常識的に考えられないことであった。
しばらくしてラルフが出て来たが、その格好がまた奇抜であった。
「……」
蓮矢が箸をテーブルに置きながら絶句する…そこにいたのは、某侍ボーカロイドのような格好をしたのラルフだった。
『「…なにを呆けている?」』
ラルフが怪訝そうな顔をする。
「いや…なんでもない…」
(なんでよりによってコスプレ衣装なんだよ…)
食卓に並ぶのは卵焼き、蓮矢の得意料理の一つでもある。
『「なんだこれは?」』
ラルフそれを指さす。
「卵焼きだよ。」
『「ほう…あれを焼くのか…」』
そう言いながら、ラルフが卵焼きを口に運ぶ。
(多分お前の知ってる卵とは違うと思うが…)
そんなことを思いながら、蓮矢は白米を口に運ぶ。
『「……………!!!!!」』
ラルフが箸を落とす
「…どうした?」
蓮矢が目線を上げてラルフを見た。
『「………い…」』
「は?」
『「…うまい!!」』
ラルフが、絶叫に近い声を上げた
「え?」
蓮矢は、状況が読み込めていなかった。
『なんだこれは!我は感動した!氷乃蓮矢、誉めてつかわす!」』
ラルフが、今度は蓮矢を指さし叫ぶ。
(いや、現在権限のないただの変人に褒められても嬉しくねぇよ…)
蓮矢は心底そう思った。
・・
・・・
・・・・
AM8時00分
そろそろ出ようと、蓮矢は準備をしていた。
幸神コーポレーションは、会長室などに呼び出される場合以外は、ほぼ私服が認められている。
蓮矢は私服に着替え、新聞を見る…
「これ…」
そこには、昨日のクモヤミーと戦うオーズの姿が一面を飾っていた
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