第81話 少年達は己の戦いをするようです
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また殴られたくないし。そ、それよりも僕は興味あるし、聞きたい事が山ほどあるんだけど!
「はーいはーい!僕は興味あr「あ、詳しい話を聞きてぇんなら十分で100万貰うぜ。」えぇぇぇえええ!!
そ、そんな!アルさんもゼクトさんも教えてくれなかったんですよ!」
「まぁまぁいいじゃんか先生、時間だけはあるんだしよ。それよりあんた、私達が来た日に合流する予定だった
んだろ?それが何でこんな田舎に居る上に酒飲んでたんだよ?」
「あー、それなぁ……実は………すっぽかした。」
「「そんな事だろうとは思ってましたけどねぇ!!」」
「仲良いなお前ら。いやホラ、メガロメセンブリアとか遠いしだりーし名前もなげーじゃん。
タカミチ以外が揃うってーから行かなきゃなーとは思ったんだが十年も隠居してると人里に出んのが億劫でよ!
と思ってたらお前らの方から近くに来やがった!いやぁ人間万事塞翁が馬!果報は寝て待てってよく言った
もんだなぁ!!」
こ、この人最低だ!今までも適当な人は居たけれど、大切な約束を面倒の一言で片付けた人は居なかったよ!!
・・・と言うかこの場合、寝て待つより練って待ってて欲しかったんですけどね!
「よぉっし、修業を始める……が、試験も兼ねてお前の力を見せて貰う!全力で俺に攻撃して来い!」
「ハ、ハイ!で、でも………。」
「いいから撃って来い!情けねぇパンチなら修業はなしだぞ!!」
「ハ……ハイ!『戦いの歌』、『修羅の息吹』!同纏・混装!『|戦闘
の為の協奏曲《バルトフェルド・コンチェルティア》 最大出力』!」
「違う!!!」
叱責に『戦闘の為の協奏曲』はいつもの出力で止まってしまう。ち、違うと言われても
・・・。
僕の全力はこれ以外ないんだけれど・・・。
「闘技場や影使いの戦いを見るに、お前の必殺技は拳に何かしらを乗せて撃つ技だろ?
それの最大出力で撃って来い。」
「え、で、でも……。」
「ちょ、それってアレだろ?『桜花崩拳』とかこないだ使った『皇竜轟雷掌』の魔法技装填パンチ。
影使いのアレが全力じゃねぇのか?直撃喰らったら、流石の英雄様でも……。」
その指摘に、少し反応してしまう。確かにあそこで使える最大出力ではあったけれど、全力ではない。
そしてそれを知っているのは僕しかいない・・・筈。
「フフン。お嬢ちゃん、タカミチや影使い見たいなぼーやと俺を一緒にするなよ?
――いいかぼーず。まぁ俺がお前の親父より強いとは言わねぇが、少なくとも同レベルに居た事は
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