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仮面ライダーOOO The Original Story 〜異世界戦記〜
001   夢と   復活と   メダル
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『それ』は足元?に倒れている1人の男を見つけた。
『ぬう…こうなれば…借りるぞ!!』
『それ』はその男に飛び込んだ。
しばらくすると、男がむくりと起き上がった。
そこに立ち上がったのは、もはや倒れていた男とは言い難かった。
服はそのまま、ではあるが、目は銀色になり、髪も腰まで伸びて、かつ茶色くなっている…。
さらに男は足下に転がっているメダルを5枚と、それを入れるような窪みのある装飾品を見つける。
『ふふっ…我は運がいいようだな……ほう…どうやら我が手を煩わせることはなさそうだな…』
男は不適に笑うと、何かを見つけたかのように歩き出した…













・・
・・・
・・・・















男のいるほど近い場所で、一つの影が動きだしていた。
その影は、クワガタムシのような頭、カマキリを模したような胴体、そして、バッタに似た脚部をそれぞれ持った、いわゆる人外だった。
『ハアァ…ここは…俺は…!…そうか…ならば…クククククク…』
その人外は、自分の身体から一枚、銀色のメダル…『セルメダル』を取り出すとそれを目の前に投げる…
すると、メダルがミイラのような化け物に変わった…
『俺のメダルを取り返せ!!』
人外の声に応えるかのように、化け物は、外へと向かっていった…。













・・

・・・

・・・・













蓮矢は、建物があった『はず』の場所に、近づいたが、惨い。
建物の付近を張っていたライドベンダー隊の隊員は全滅。
ただ、死んでいるだけの者もいれば、腕や脚、首などの身体の一部が無かったり、腰から下、あるいは上が無い者、さらには、既に人としての原型を留めていない者もあった……。
蓮矢は、そのたびに自らの無力さを嘆いていた。『自分に、こいつらを救える力があったら』、と
蓮矢は、そんな自責の念にかられながら、親友の生存を信じ、辛うじて保っていた入り口から内部に入った。
「うう゛っ…!」
蓮矢を迎えたのは、上半身の至る所が焼けただれ、下半身が瓦礫の下敷きとなっている女性の死体だった。
恐らく事務をしていた者だろう。
蓮矢は、思わず目を背ける。







その時だった。
『コアアアア!!』
「!…うおっ!?」
ミイラのような化け物が襲いかかってきた。
蓮矢は、間一髪これをかわす。が、こいつがいる限り、中を進むなど不可能。
蓮矢は、再度身構えるミイラに向けて発砲する。
ミイラは仰け反り、2発目を喰らって倒れ込む。が、その傷から出ているのは、血液ではなくメダルだ
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