変異〜
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アッシュにルークが話しかけた。
「もしかして、その剣がローレライの鍵なのか?」
「またお前達か」
「アッシュ、教えて。ローレライはどこに閉じ込められていますの?それにヴァンは生きているのですか?」
「お前ならローレライと連絡が取れるんだろ?ローレライがどこにいるのか知ってるんだろ?」
「・・・いや、外殻大地降下の日からローレライの声は聞こえない。呼び掛けにも応じない」
「被験者のお前でも駄目なのか・・・」
「それならお前が知ってることを話してくれないか?」
「アッシュ、お願いですわ!」
ガイとナタリアに頼まれ、アッシュは渋々話始める。
「元々ローレライは、地殻からの解放を望んでいたようだ。俺やルークに接触したのも、地核に留まることでこの星に悪影響が出ると考えたためらしい」
「それならローレライが閉じ込められている場所は地核なのですか?」
「いや、今はいない。ローレライはお前達がヴァンを倒した後、地核から消えた」
「ならどこに・・・」
「奴は最期に言った。ヴァンの中に封じられた、とな」
「兄さんは生きているのね!」
「だけど、あの時のヴァンは相当重傷だったよな?」
黒羽の疑問に、アッシュは首を振る。
「そこまでは分からない。とにかくアイツはローレライを体内に取り込んだんだ。第七音素には癒しの力がある。それが幸いしたんじゃないか?」
・・・とにかく、ローレライの解放とはヴァンからの解放という訳で、その為には宝珠が必要らしい。ルークが受け取らなかった以上、どこかのパッセージリングに投げ出されたと考えたアッシュは各地のパッセージリングを回っているらしい。ルークは同行しようと言ったが、相変わらず口喧嘩をしてアッシュは去っていった。俺達はひとまず預言士がいるというバチカルに行くことになり・・・
「なんだか、随分慌ただしいね」
「おい、何かあったのか?」
ルークが近くの兵に尋ねる。
「ダアトから手配中のモースを発見して連行したんだ!」
「なんですって!」
「だが隙をついて逃走されてな。これから街を封鎖して捜索するところだ」
「ではまだモースはバチカルのどこかにいるのですわね」
「俺達もモースを捜そう!」
「悪人が逃げるなら・・・!」
「封鎖されていない港ですね!」
黒羽と撫子の言葉に俺達は走り出す。
「待て!モース!」
あっさりと見つかり。すぐに追い詰める。
「潔くローレライ教団の査問会に出頭し、自らの罪を認めなさい」
「冗談ではない!罪を認めるのはお前達預言を無視する愚か者共だ!私は正しい!お前達には何故それがわからぬのだ!」
「・・・上等!
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