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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第38話 バルトマンの過去(前編)
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グラシアを捜索する。見つけ次第始末しろ」
「「「了解!」」」

(狙いは私!?AMFを知っていて私達を狙う人物………まさか!!)

そんな風に考えていた時だった。

「た、助け………」
「えっ!?きゃあ!!」

カリムの隠れていた場所に助けを求めてはってきた男が居た。

「た、助けて………」

そう声を出した後、直ぐに射殺される男。
そして先程の悲鳴は聞かれてしまい、敵の魔導師がカリムの所までやって来た。

「ターゲット発見。これより射殺します」
「あ、ああ………」

恐怖のあまりすくんで逃げることも出来なくなってしまうカリム。

(お父様………!!)

そう願って目を瞑ったその時だった。

「ぎゃああああああああ!!」

突然悲鳴をあげた目の前の男。見ると感電した後のように全身黒焦げでそのまま横に倒れてしまった。

「えっ!?これは………」
「………全く、これから新天地へ旅立つところで何で邪魔が入るかね………ここしか他世界に行けねえんだぞ?分かっているのか、ああ?」

そう言ったのは黒いマントで体を隠した銀色の髪の褐色の男だった。
顔立ちはまだ幼さが見えるものの、逞しい体つきと背丈並みに大きな斧が少々アンバランスに見せている。
まるでチンピラの様に倒れている男に睨む少年。

「あなたは………?」
「ん?生き残りか?俺はバルト。お前は?」
「カ、カリム?グラシアです………」











「………それが彼、バルトマン?ゲーハルトとの出会いよ」

懐かしむように思い出しながら話すカリム。
現在彼女ははやての連絡で急遽六課へと赴いていた。

はやては今回六課で起きた事件を見て意見を聞こうとしていただけであった。
しかし映像を見たカリムが静かに涙を流していた事で話が変わる。

落ち着いたのを見計らい、カリムは静かに話し始めたのだった………





「その時、バルトマンはバルトって名乗ったんやな」
「と言うよりバルトが本名よ。バルトマンは事件を起こした後、名乗っていた名前」
「じゃあ今バルトさんが名乗っていたバルト?ベルバインが本当の名前?」

はやての部隊長室で話しているカリムだったが、そこにははやて以外になのは、ヴィヴィオ、フェイト。そしてカリムのつきそいで修道女シャッハ?ヌエラが居た。

「いいえ、彼は名前しか無いって言ってたわ。だからお父様はその後ログスバインの名字を与えたのよ」
「ログスバイン?」
「ねえシスター、その名前って有名なの?」
「ヴィヴィオちゃん、シャッハで良いですよ。で、ログスバインと言うのは長年先祖代々聖王家に仕えていたとされる騎士の家系の名ですよ。確か100年くらい前に跡継ぎがいなく
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