第20話
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だから」
ゼノヴィアが水着を脱いで産まれたままの姿を曝す。
「私を抱いてくれ」
ここまでストレートに告白されると受け入れてあげたくも思いますが、色々な理由から受け入れる事が出来ません。
「申し訳ありません。気持ちは嬉しいのですが、私は生まれつき性欲が少なくて勃たないのですよ。それに政治的な面や社会的な面から見ても今は無理です」
「……そうか。今は無理なのだな」
「ええ」
「分かった。今日の所は引いておく。だけど、いつか必ず」
「私が死ぬまでの間に機会があれば好きにして構いませんよ。まあ、時と場所はちゃんと選んで下さい」
「ああ、ありがとう」
「そろそろ戻りましょうか」
「そうだな」
水着を着直したゼノヴィアと共にプールに戻るとラッシュガードを脱いだイッセーが部長にオイルを塗っていた。レイナーレの方は既に塗ってもらっているのか、少し不満そうにはしているもののそれを認めている様なので何も言わないでおきます。その後は小猫さんに泳ぎを教えたりしながら普通に楽しみました。
そして週末が過ぎ、授業参観の日になりました。私の親は親子の縁を切ったも同然ですので来る事も無いので気楽です。イッセーの所はレイナーレの方が気になって来ている様です。部長の所はサーゼクスさんとグレイフィアにご両親が来ているみたいですね。レヴィアたんも来ているみたいですが、誰か弟妹が居るのでしょうか?まさかとは思いますが会長?顔に多少面影がありますが。まさかね。
そして授業が始まったのですが英語の時間にも関わらず紙粘土が渡されました。何を言っているのか分からないと思いますが、私ですら理解出来ません。英語の担当教師がいうには芸術から始まる英会話もあると言います。なるほど、確かに海外の旅行に行った際に美術館などに行けばそういう事もあるでしょうと言うと思ったら大間違いですよ!!
まあ授業という事ですので余っている紙粘土も貰い、私と激闘を繰り広げた神々達を作る事にしました。着色する為の道具が無いので中途半端な感じがしますが多少小宇宙を込めておいたので少しは本物に見えるでしょう。イッセーの方は堕天使姿のレイナーレとオブジェ形態の鋼鉄聖衣を作っていました。
そして私が作った神々を巡ってのオークションが始まってしまいました。別に構わないのですが、せめて私に一言許可を求めて欲しかったです。それと親御さんまで参加しないで下さいよ。結局6体で14万3500円になりました。紙粘土代として3500円を学校に納めておきました。イッセーの方もオークションにかけられそうになり鋼鉄聖衣の方だけを売っていました。そちらも8000円ほどでした。授業も終わり、皆で部室に向かう途中、人が集って何かをしている様です。ちょっと様子を伺って見ると
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