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ソードアート・オンライン『明星の勇者』
デュークとの再会
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めっから気づいてたみたいだな…」


 デューク「その通りだ、貴様は私から聞きたいことがあるのだろう?決められた輪廻から外れた少年よ」


 カイン「俺の正体も知ってるってことか…ならまずは何で俺に武醒魔導器《ボーディブラスティア》を渡した?」


 デューク「それは貴様に見込みがあったからと言っておこう」


 カイン「…そうかい…なら次の質問だ…あんたはデューク・バンタレイ本人か?」


 デューク「そうだ」


 デュークはその問いに即答で頷いた。


 デューク「私はデューク・バンタレイであって…テルカ・リュミレースのデュークではない」


 カイン「つまり…平行世界のデュークってことでいいんだな?」


 デューク「そうだ、私はこの世界で茅場に作られたAIにすぎない…ただし、基礎を作ったのは貴様も一度はあったことがある人物だがな…」


 カイン「…神か…」


 デューク「そうだ、神は茅場に私達の基礎データを送りそれを組み込んだのだ…」


 カイン「…ってことはザギもそれでいいんだな?だがなんでデュークが狙われるんだ?」


 デューク「それは…今は言えぬことだ、だが心せよ、少年よ、既にこの世界に入り込んでいる邪悪は動き出しているということを」


 カイン「おい、それどういう…!」


 デューク「では去らばだ、ここまで来た褒美に89層で手に入るエキストラスキルを与えた、名称は少年にわかるであろうから詳細は言わない」


 そういってデュークは持っていた剣を軽く振ると回りに術式が展開してそして俺は一瞬輝いた光によって視界を奪われる。


 カイン「くっ!」


 そして視界が回復するが既にデュークはその場には居なかった…



 カイン「さっきの剣…宙の戒典《デインノモス》…ってことはさっきのはリゾマータの公式か…まさか発動させて目眩ましされるとはな…そういえばさっきデュークがスキルをいれたとか…うわぁ…これかよ…ブラスティアと同じ意味でチートだぞ」


 俺はデュークを追いかけるのを断念するとメニューをひらいてデュークが言ったことが気になり見てみたら直ぐにわかった。



 剣技 327


 索敵 394


 武器防御 312


 フェイタルストライク 0


 うん、間違えないねこれはあの特定のマークが出たらボスやギガントモンスター以外なら一撃で倒せるフェイタルストライクだね…



 この日俺はまたチートに近づいた。




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