押せば押せ 引かば押せ押せ 近場押せ
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る雄心。
麻衣「あのう」
と雄心を押しのける。
荒吹雪「誰っ。あっデリの子。七時って言ったじゃん。早過ぎるよまだ幕内はじまっ
たばっかだし」
麻衣「最低」
雄心「ほんと最低」
荒吹雪「最低な生活してるけど何か?」
麻衣「イメージと違う。清潔感がゼロ」
と雄心を睨む。
○ 同・内
テレビ画面・相撲中継。
ソファーにすわる雄心、荒吹雪。
部屋を見渡す雄心。
梯子のついてるロフトベット。
カーペットの床にすわる麻衣。
雄心「ロフトの1K好きだよね」
荒吹雪「中学の時から寮でずっと二段ベットだったから落ち着くんだよロフト」
麻衣「ロフトバナシは結構です」
と語気を強める。
雄心と荒吹雪、麻衣の方に目を向ける。
雄心「あっそうだ」
と足元にあるバックから封筒を取り出す。
荒吹雪「なに?」
雄心「ほい」
雄心は荒吹雪に封筒を手渡す。
封筒から紙ペラを取り出す荒吹雪。
荒吹雪「<荒吹雪怒りの聖戦開始>なんじゃこりゃ。俺はいつランボーになった」
と見出しをじっと見つめる。
麻衣「早く読んでください」
記事に目を向け、ちらっと麻衣を見る
荒吹雪。
麻衣が荒吹雪の冤罪を証言する記事。
× × ×
荒吹雪「ああ。あんときの。ほんとにデリ子じゃなかったんだな」
麻衣「この記事撤回できます?」
と雄心に目を移す。
雄心「勘弁してよ」
荒吹雪「これ出たら田辺さんはどうなるんだよ」
雄心「刑事事件にならなかったから偽証罪にはならないけど協会はクビにするだろう
ね」
荒吹雪「あいつらにそそのかされたって事にしてクビは免除されないかな? また一
緒に闘いたい」
麻衣「仲間想いなんですね」
若吹雪「まあ一ヶ月は嫌味、嫉みの言葉攻めはするけどね」
麻衣「性格が顔に比例してません。この人」
○ 箕島宅・リビング(夜)
ソファーに座る箕島と高藤。
箕島「やばいことになりましたね」
高藤「弁護士資格取り上げられるかもしれません」
箕島「策はないの?」
馨がキッチンからお茶を持ってくる。
高藤「万策尽きました」
箕島「尽きましたって。あのデブ連れて来ただけじゃない」
テーブルにお茶を置く馨。
高藤の右隣に離れて座る馨。
高藤「先生。その言い方はないでしょ」
と右手を馨の尻にまわす。
馨 「この不潔」
と高藤にお茶をかける。
高藤「ハッ。何すんだ」
箕島「おしぼり、ママおしぼり」
馨 「ねえよ。ハゲアンドハゲ」
高藤「これだから水商売あがりは」
箕島「私の妻になんて事言うんだ謝れ」
リビングが扉開
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