押せば押せ 引かば押せ押せ 近場押せ
[13/17]
[1]次 [9]前 最後 最初
立場のものに対して箒であざをつくる程
に強く叩くこれは暴行または傷害ですよ。指導ではない」
有馬「裁判長」
裁判長「なんですか?原告弁護人」
有馬「先ほど、被告側は稽古以外で手をあげたとおっしゃいましたね。では稽古の時手
をあげることは問題にしないという解釈でよろしいのですか?」
箕島「まあ、稽古時は度が過ぎないもの意外は指導として認められるという解釈をし
ています」
有馬「そうですね。日本相撲協会では幕下以下の力士というのは二十歳を過ぎても一
人前と認められません。結婚もできないそうです。これはどうしてですか」
あきれた表情の箕島。
箕島「十両昇進までは修行とい解釈であるからですよ。修行の身で子供いたらまずいでしょ」
有馬「修行、いい言葉です。修行というのは起きてから寝るまでが修行です。もちろんそうじもです。その修行の時間にサボり叩かれるこれは稽古時同様認められますね」
箕島「でも原告の場合はやり過ぎでしょ」
と目をきょろきょろさせる。
○ 焼き肉屋
肉をほおばる雄心、荒吹雪。
日本酒をグラスで飲む有馬。
肉と野菜を焼く麻衣。
麻衣「若先生椎茸とってよ」
雄心「間に合ってます。でも、よかったよかった。乗り切りましたな」
荒吹雪「余力残した感じするな。あのハゲ。次の尋問は田辺だからそれにかけてるよき
っと」
有馬「鋭いね。雄心バッチあげろ」
荒吹雪「ごっつあんし」
と隣に座る雄心のジャケットの左襟から弁護士バッチを外そうとする。
雄心「やめてよ。父さん。圭三君に獲物あげちゃだめ。動物、アニマルなんだから麻衣
ちゃんみたく食べられるよ」
麻衣「わたしは食べられてません。食べさせてあげたの」
と雄心のさらに椎茸を3個いれる。
荒吹雪「いうなって言ったろバカ。」
と雄心を睨む。
雄心「ごめん。うわっ」
とおもむろに椎茸を口に入れる。
○ パキスタン料理屋
箕島、馨、田辺、虎雅がカウンター席で食事をする。
ナンとカレーを食べる田辺の様子。
虎雅「ナンの上にタンドリーチキンのせてからのカレーかけて端から巻く。それを口
につっこむ、つっこむ、つっこむ。そして、つまらせる」
むせる田辺。
水を差し出す馨。
箕島「とら、おもしろいけどやめなさい」
水を口に流し込む田辺。
馨 「ターメリックライスも食べてね」
田辺「ごっつあんし」
虎雅「ねえ。ふー君はまだ力士なの?」
箕島「あたりまえだろ。今は休戦中だ」
馨 「裁判終わったらいなくなるのか寂しいね」
虎雅「ふー君来てからうちが明るくなったよ」
カウンターの下で手をつなぐ馨と田辺。
馨 「そうね。たいちゃんはレイプしなくなったしパ
[1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ