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黄砂に吹かれて 〜Another version〜
第四章
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「実り多き場所に」
「甘い恋をする柄じゃないけれど」
 自分ではそう思っている、夢見る歳でもない。そんな恋はとっくに過去のものにしていると思っている。だからここではこう言った。
「実り多き場所に行くわ」
「では」
「ええ、それじゃあね」
 私はそのカクテル、ストロベリーシェークを受け取った。そして口に含み前に進むことにした。後ろの砂漠は振り向かなかった。


黄砂に吹かれて 〜Another version〜   完


                    2013・12・2
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