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チートだと思ったら・・・・・・
番外編
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がスクナへと向けられる。最初は拳銃程度に何ができるのか……そう思った。しかし、その考えはすぐに改めねばならなかった。拳銃に皮下の輝きと同じ緑の触手が絡みつき、浸透していく。すると、拳銃の銃口は、化け物の顎へと早変わりしていた。化け物の口の中でに、力が収束していく。魔力とも気とも違うそれだが、スクナにダメージを与えられるだろうことぐらいは分かる。

「いけ、かっこう」

それが銃、そして少年と同化している化け物の名前なのか……それに呼応するように炎の弾丸を吐き出した。

「何やてぇ!?」

放たれた弾丸はスクナの右側の腕二本を吹き飛ばした。

「乱入者のおかげでどうにか無事だったようだな、ぼーや」

「エヴァンジェリンさん!?」

何時の間にか、横にエヴァンジェリンさんが立っていた。先ほど明日菜さんが言っていたのはこのことかもしれない。

「……誰だお前」

「闇の福音……と言えば分かるか?」

「知っているわけないだろう。だから聞いているんだ」

「ほう……私を知らんか。その力と言い、どうやら貴様は大層変わり者の様だ。事が終わった後残っていろ、少し興味がわいた」

「構わん、俺もいくつか聞きたいことがる」

「では、早々に終わらせるか」

エヴァンジェリンさんの力は圧倒的で、スクナは直ぐに倒された。お嬢様の力によりネギ先生も助かり、何とか事件は無事解決した。だが、私は突如現れた彼の事がさいごまで心に残っていた。
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