番外編
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うが、それも今日になって突然現れたというわけではあるまい。毎日教導をしているのなら、それに気付いてやるべきだった。
二つ目は今まさにここで起きたことだ。教導の意味? そんなものは本人が伝えてしかるべきものだ。意味の分からない教え程信用できないものはないからな」
此処まで言えば、俺が言いたいことは分かったのだろう。シグナムからは殺気すら漏れている。
「簡潔に言えば、高町さんは教えるものとして未熟……やり方が悪かったのではないかと言うことだ。これが、俺の考えだ。ついでだが、今回シャリオさんが取った行動は失敗した高町さんを庇っている様にしか見えない」
「貴様ッ!!」
「わっ!? シグナムさんダメー!!」
今にも飛びかからんとするシグナムをシャリオが必死に止める。フォワード陣は皆茫然としているな。不屈のエース・オブ・エースを批判するとは思っていなかった、と言わんばかりだ。そう言えば、原作でも自分達はいけなかったのか、と言う反論をしていてなのは自体に反論をしていたわけではなかったような? まぁどうでもいいことか。
「考えて行動しろ。貴女のその行動、今の話をした後では図星をつかれて激昂してるととれるぞ」
「ッ!?」
飛びかかってくるような姿勢は無くなったが、殺気は消えない。まぁ、彼女は友人を侮辱したと思っての行動だったのだろうから当然か。……ついでだ、ちょっとこの状況を利用しようか。
「俺の考えは以上です。あくまでこれは俺の私的なものであるとお忘れなきように。それとシグナムさん、明日俺と模擬戦をしませんか?」
「何?」
怪訝そうな顔をしているな。まぁ、当然か。こんな険悪なムードだと言うのになんでも無かったかの様に模擬戦を申し込むのだから。
「深い意味はありません。最近明日菜としか剣を交えていないので、たまにはということですよ」
「……いいだろう」
少しの間考えたようだが、了承してくれた。今日悪印象を与えたことで明日は手加減無しで来てくれるだろう。非殺傷なんてものもあるしな。久々に容赦無い相手と戦える。明日が楽しみだ。
パートC ”もらった力がFateじゃなくてムシウタだったら”
「で、お前はどんな力が欲しい?」
「…………」
何故、こんな状況になっているのか……それは分からない。だが、コイツは力とやらをくれるらしい。それで、俺の夢をかなえろと言った。
「……力があれば、俺の夢がかなうとでも言うのか?」
「さぁ? でもあって困るものでもないだろ?」
「漫画なんかでは力は力を引き寄せる、なんて言うけどな」
正直、あまり興味がない。学校の奴らはこんな状況になったら喜んで色々なアニメやらゲームやらの能力を言うのかもしれないが、
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