暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos3八神家の日常〜Happy Birthday dear…〜
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「ありがとうございます、はやてちゃん。大事に着ますね♪」

「ありがと、はやてっ♪」

「ありがとうございます、主はやて」

3軒もはしごしてシグナム達の衣服を買い揃え、次は下着を買い揃えるためにランジェリーショップへ。そこは男子禁制が暗黙のルールだと俺は考えている。だから俺は「店の外で待ってる」と告げ立ち止まった。はやては「ごめんなぁ〜」とみんなを連れて店内へ。
ああ、みんなを連れて。ザフィーラすらも連れて行った。あまりに自然な移動だったため止めることを忘れていた。はやて達もスルーしているし。しかしやはり、だ。早速、店内に居た他の女性客がギョッと目を見開いて、手にしている物を急いで隠す仕草を取る。

「ん?・・・ちょっ、ザフィーラ!?」

俺が呼び戻す前にはやてが周囲の異変からザフィーラの存在にようやく気付いた。あの図体で天然のステルス性能とか。自然体、恐るべし。ザフィーラは「どうしました?」と今の状況が解っていないようだ。

「あんなザフィーラ。男の人がここに入るん、あんま良おないんよ。そやからルシル君と一緒に外で待っとってな」

「しかし――」

「いいからザフィーラっ。ここは女の子のお店なのよっ」

「男は早く出てけっ」

「ザフィーラ。早々に去れ」

はやてからは困惑の目を向けられ、シグナム達には睨み付けられたザフィーラはたじろぎ始めた。しょうがなし。俺も店の中に入り、「ほら、出るぞ」ザフィーラの腕を引っ張って店外へ出る。

「解らぬ。使用済みならまだしも、新品かつ商品である下着を見られたところで何を恥じる?」

「いや・・・あー・・・なんだ。そういうものなんだって思うしかないんじゃないか・・・?」

微妙に納得いっていないザフィーラと共に店外のベンチに座り、はやて達が満足して戻って来るのを待つ。

「う〜ん・・・。あっ。ザフィーラ、少し荷物番を任せる」

そんな空き時間を無駄にしない方法を思いつき、ザフィーラにそう告げる。当然「む? 何か用があるのか?」そう訊かれた。はやて達に聞かれることのないように『はやての誕生日プレゼントを買いに行くんだ』念話で答えておく。

『贈り物か? では我らも――』

『もうみんなからは貰ってるよ。家族。守護騎士みんなが、はやてにとっては最高の贈り物なんだ』

『・・・そうか』

黙ったザフィーラを置いて、近くの服飾店へ向かう。その店ではやてへのプレゼントを購入。急いでザフィーラの元へ戻る。はやて達が居ないことからまだ下着を選んでいるようだった。

「お待たせや〜♪ って、あれ? ルシル君。その袋・・・」

はやては早速新たに増えている袋に気付いた。が、今は「秘密だ♪」言えないから答えない。「ええー」って文句を言うはやてだ
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