暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos3八神家の日常〜Happy Birthday dear…〜
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すように伝える。
「了解♪」
――CEN(ケン)――
ルーンを使ってろうそくに火を灯したのを確認。テーブルへの戻り際に「明かりを消すよ」と確認を取ってからパチンとスイッチをOFF。さすがにまだ太陽が落ち切っていないため、真っ暗とはならない。ここは俺の出番だ。
――
闇よ誘え
(
コード
)
、
汝の宵手
(
カムエル
)
――
窓を闇黒系魔力で創りだした触手で覆い隠し、夜と同じ状況へと変えた。これで室内を照らすのはろうそくの灯りだけとなった。
「ふわぁ、綺麗やな〜♪」
「はい。幻想的です♪」
「ろうそくの火だけが灯りだと言うのに、とても温かいですね」
揺らめくろうそくの火に目を輝かせている少女組。ここで俺は『よし。じゃあ行くぞ』とはやて以外に念話を通す。みんなが頷くのを確認。「せーのっ」と俺が合図を出す。
「「「「「「ハッピーバースデー・トゥ・ユー♪ ハッピーバースデー・トゥ・ユー? ハッピーバースデー・ディア・はやて〜? ハッピーバースデー・トゥ・ユー♪」」」」」」
みんなで歌い終える。目を丸くして驚いているはやてに、
「誕生日、おめでとうっ」
「主はやて。おめでとうございます」
「はやてっ。おめでとうっ!」
「はやてちゃん。お誕生日、おめでとうございますっ」
「おめでとうございます。主はやて」
「じゃあ私も。はやて、おめでとうねっ♪」
祝いの言葉を順に言っていく。はやては僅かに目の端に涙を浮かべて「ホンマにおおきに、ありがとうっ」満面の笑みを浮かべてくれた。
「じゃ、じゃあろうそくの火を消すな。ふぅーっ」
はやては1回ですべての火を消した。みんなが拍手する中、窓を覆っていたカムエルを解除し、俺は部屋の明かりを点けるために立ち上がってスイッチを押す。そして席に戻り、創り出した魔力剣でケーキを切り分ける。「お前やオーディン・・・、セインテストの魔法ってホント何でもアリだよな〜」またもヴィータが呆れた。
「はいはい。なんとでも言ってくれ。では。本日最後のご馳走だ。いただきますっ」
翠屋のショートケーキの美味しさに頬を綻ばせているはやて、ヴィータ、シャマル、フェンリル。そんな彼女たちを微笑みながら見守る俺、シグナム、ザフィーラ。保護者的な立場だな。
そして楽しかった誕生日パーティは終わり夜も更けた。はやてとヴィータとシャマルを先に風呂に入れ、次にシグナム。最後に俺となる。そんなだから彼女が出て来るまでに「はやて」ドライヤーで髪を乾かし合っている3人の元へ。
「これ、プレゼント。気に入ってもらえると嬉しいんだけど」
買っておいたプレゼントの入ったビニール袋を手渡す。
「えっ? あ、この袋・・・! そうやったんやね。あの時増えてた袋
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