暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos3八神家の日常〜Happy Birthday dear…〜
[13/15]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
・あの、みなさんはいつまで日本に滞在なさるのでしょうか?」
石田先生の問いに「みんな期限を決めてません。許される限り、はやてと一緒に居るつもりです」と俺が答え、シグナム達を見回す。
「ええ。これからも共に過ごすつもりです」
シグナムが代表してそう続けた。石田先生はそれで満足したのか「これからもはやてちゃんをお願いします」と一礼してから八神宅を後にした。そして俺たちはダイニングへと戻り食事を再開。話は石田先生の事。真っ先にシグナムが「良い方だった。どれだけ主はやてを思ってくれているか、話を聴いていて判った」と称賛。
「うん。わたしのこと良う考えてくれて、ずっとお世話になって来たんよ」
「はやてちゃんの病気、難しいものなんですか?」
「んんー、よう判らんらしいわ。原因不明の麻痺。治療法も今のところ無いみたいや」
「じゃあさ、シャマルに診てもらおうよ、はやて。コイツ、のんびりしてそうだけど医者としてはかなりの腕だと思うし」
「のんびりって・・・」
「そうですね。一度診てみましょう」
というわけで、シャマルがはやての脚を診るんだが。結局は「う〜ん」悩むだけで終わった。そして今度は魔法による回復を試すってことになったが、「効いてないみたいね」徒労に終わった。当然だった。はやての麻痺は治らない。元凶である“夜天の書”からの侵食を止めなければ。みんながこの事実を知るのはもう少し後になる。みんなには悪いが、俺は口を噤ませてもらおう。
「ごめんなさい、はやてちゃん。お役に立てなくて」
「でもシャマルの魔法でも治せねぇなんて」
「ええよ。もう半分諦めとるし。それに、別にこのままでも問題あらへん。だってみんなが居てくれるからな」
「主はやて・・・」「はやてちゃん・・・」「はやて・・・」
笑顔のつもりだろうが、やはりそこには僅かな悲しみが混じり込んでいた。
「ささ。せっかくルシル君とシャマルが作ってくれたんや。冷めへんうちに食べよな」
はやては何度も何度も俺やシャマルが作った料理を「ホンマ美味しいわぁ♪」と褒めてくれた。そういうはやての作った麻婆豆腐(俺が教えた)も美味い。食事中にはどこかへ遊びに行く予定を立てたりし、楽しくお喋りをした。こうしてはやてを祝うパーティは終わり、そして・・・・
「さぁ、お待ちかね。フェンリル。バースデーケーキを」
「は〜い♪」
フェンリルにバースデーケーキを持ってくるように指示。フェンリルは元気よく手を挙げて返事をし、トタトタと冷蔵庫へ。その間にはやてとヴィータ以外で空いた皿を流し台へ持って行く。それすら手伝おうとしたはやてには「主役はどっしりと」と言って制しておく。そしてケーキをテーブルに置いたフェンリルにろうそくを9本立て、火を灯
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ