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Tales Of The Abyss 〜Another story〜
#18 チーグルの森・接触と真相
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り、等、そうしてきたアルだったが、今回はルークに反対をしていた。
「あん? なんでだよ!」
「だってさ。……生き物は生き残る為に獲物を狩るそれが自然だよ。 だから、此処にチーグル達を狩りに来ただけだったら、確かにルークの言うように、自業自得で仕方ない事だと思う。……でも、ライガと言うモンスターは定期的に食料を要求しているんだよ? それも殺すって脅したりして。やっぱり、そんなの酷いよ。納得したくない」
アルはそう言っていた。確かに切欠はチーグルが住みかを燃やしてしまったからだ。
でも……話を聞けば、ライガ達は死んでしまった訳ではなさそうだ。
家を奪われた怒りはあったとしても、行き過ぎているとも思える。
「アル……。 はい、そうですよね……。 僕もアルの言う事もよく判ります。それにこれが本来の食物連鎖ではありません」
イオンはアルの意見に賛成の様だった。それでも、ルークはやはり渋っている。そこへティアが入ってきた。
「ルーク…… 犯人はチーグルと判明したけど この後どうするつもり?」
ティアは、反対をしたりはせず、ルークに問いかけていた。
「そりゃ 村に突き出して……。」
「そうしたら今度はエサを求めてライガが村を襲うでしょうね」
……その事もあった、と アルは今気づいていた。
ライガは、人間も襲う。故に餌が無くなれば更なる餌を求める。そしてその一番近くにあるのがあの村だった。エンゲーブの村だったら、沢山の食料があるのだから。
「ええぇ!? あんな村どうなろうと知ったこっちゃねーよ!」
「ル、ルークっ!」
アルはそのルークの言葉を聞いて思わず前に出る。それはいくらなんでもあんまりだ、と強く思ったから。そう思って前に出て、言おうとしたがそれをイオンに止められた。
「……エンゲーブは食料の町です。そして、その食料は世界中に出荷されています。それでは大変な規模の食糧問題となってしまいます」
イオンは、反論できない且つ不快感をルークに与えないように言っていた。流石にルークもそれは理解したようだ。食糧問題が深刻化したら、自分が暮らす場所にも影響が来ると言う事も理解出来たから。
「ったく、しょーがねぇな」
面倒そうにしていたが、ルークも漸く判ってくれた。
(イオンありがとう。……イオンがいなかったらオレ、ルークにちょっと強く言いそうだったよ)
アルは 小声でイオンに礼を言っていた。その礼にイオンは軽く頷き笑って頷いていた。
「でもよー じゃあ これkらどうすんだ?」
ルークが、何をすれば良いのかを、イオンに訊くと。
「……ライガと交渉しましょう。」
イオンは、そう答えていた。モンスターと交渉をする……とは考えもつかなか
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