暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第53話 活力を胸に、気合十分です!
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……、こんな気持ちは初めてかもしれない。……きっと此処に、SAOの世界に来て以来、こんな気持ちになったのは、レイナが初めてなのかもしれない……かな」

 リュウキはそう言い終えると、レイナに笑いかけた。

「ッッ!!」

 レイナはその言葉を聞いて、心臓は跳ね上がる。脈打つどころじゃない。まるで 爆発したかの様に思えた。

(―――これって……私のこと……好きになって?)

 心臓の次は、顔が一気に爆発寸前まで体温が高まる。が、直ぐに冷却をする様に考えを改めた。

(って! そんなわけないっ、わけない! だって、あのリュウキ君だよ?? 自分に都合がいいように変換しすぎだよっ!!)

 本当に自分に都合の良すぎる! っと頭の中の想像をブンブン消す。打ち消しつつ、そう言ってくれたリュウキの事を改めて想った。
 純粋に嬉しかったから。

「リュウキ君っ、……ありがとう/// わたし……、わたし、……嬉しい。とても嬉しいよ」

 レイナは、にこりと笑った。その目には涙が溢れているようだった。

「…………っ」

 リュウキはそこまで喜ばれるとは思っていなかったんだ。 なんでだろう、と思う程に。
 そして、何か、暖かい何かを感じた。

(心が……)

 リュウキは一瞬綻んだ。
 それと同時に……、心から何かが湧き上がってくるようだった。


 そして……その後フレンド登録を無事に問題なく終えれた。


 レイナは、最後の一瞬まで気が抜けない、と気合を込めていた。……そして、時間。ギルドの用事が出来たし、リュウキにも、誰かからメッセージが来たようで、どうやら同じく用事が出来たみたいだった。
 本当に、間違いなくどんな宝石より、貴重な時間だった。とレイナは思えた。


「今日は、本当にありがとね…? リュウキ君。良かったら……今度はまた、パーティを組んでくれないかな……? 私、強くなったって 見てもらいたいから……」

 レイナは、リュウキにそう言っていた。

「そうだな。……構わない。空いた時にでも……な」

 リュウキは、メニューウインドウを確認しつつ返事を返した。

「あ……ありがとうっ///」

 レイナは満面の笑みだ。そして、同じ様にウインドウを消すと。リュウキはレイナの方を見て。

「それじゃあ……また(・・)な。レイナ」

 リュウキの再開を意味を示すその言葉。過剰反応だって思われるかもだけれど、本当に嬉しい。

「う、うんっ! また(・・)ねっ!」

 だから、レイナもそう返した。また(・・)会えるんだって。リュウキを見つけるのは凄く難しいんだけれど、いつでも会える……かもしれないって思えて。

「あっ……フレンド登録だったら、キリト
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