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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第53話 活力を胸に、気合十分です!
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ん?」
レイナは、リュウキを……真っ直ぐ見つめる。今回は、たとえ恥ずかしくたって、レイナは決して目を背けたりしない。ただ、真っ直ぐにその瞳を見つめた。
「そのっ……登録……してくれないかな……? フレンド登録……。また、あ……会いたい……からっ」
本当にリュウキを真っ直ぐ、その目を見て。普段の様に決して逸らさない。赤くなったって……もう問題ない。次が何時になるのか、判らないんだから。今しかないかもしれないんだから。
(だって……)
レイナは、リュウキの目を見て心の中で叫んだ。
『彼が好きだから、好きになっちゃったからっ!』
心で叫んだあと、レイナはこれまでの事を思い出した。
『お姉ちゃんと仲直りすることが出来た切っ掛けはリュウキ君の言葉だった』
思い返すのは、初めて出会ったあの時の事。
『それに……あのボスの攻略の時。……何度も助けてくれた。お姉ちゃん共々助けてくれた。……中には厳しい時もあったけれど。鈍感……年頃の男の子の感性を持ってないって思ったけれど。彼は実は凄くやさしいんだってことも、判った』
第1層の頃の自分は、このゲームの初心者で、そしてリュウキはその頃からとても強くて、助けてくれた。……そして、その優しさにも触れる事が出来た。
だから、レイナは、この頃から徐々に変わっていったんだと、自分では思えた。
『……それに気がついたら、私 彼の方ばかり見ていた。目で追っていた。彼と少しでも話せたら、その日は穏やかでいられた。気持ちが弾んだ。だから、彼が直ぐに消えるようにいなくなるのは、毎回……悲しさが出ていた。ギルドに入ったからあまり、会議の時とかで勝手な事は出来ないから……。
多分もうその時には、私の心は定まっていたんだと思う。だから、空いた時間で、彼のこと……必死に調べた。アルゴさんにも聞いたり、いろんな層を回ったり。お姉ちゃんに違う理由つけて回ったり。だから、今日、会えた事。本気で嬉しかった。この世界に来て……【良かった。】と思えるほどにだから』
そもそもレイナの事をアスナが判ってない訳もないから、ただ笑っていたのだった。
そしてそのリュウキからの返答。時間にして数秒後だったが……体感時間は信じられないほど長かった。その答えは。
「ああ、構わない」
リュウキはOKの一言だった。間を開けず、即答だった。だからこそ、レイナは顔を赤らめ、目を輝かせ。
「ほんとっ!?」
レイナはリュウキとの距離を縮めた。凄く速い速度だ。
「……オレは嘘はいわない」
リュウキは少し仰け反りながらそう返した。そして、リュウキはレイナ同様に真っ直ぐに見つめて。
「……今日はさ。オレも楽しいと思えたから。なんだろうな
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