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lineage もうひとつの物語
パーティー結成
デーモン
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を堪えていたようで気配が消えてから二人して笑い転げていた。


レジスタンスのメンバーは男の無事に安堵した。
あれから料理を持っていったダンガスはナターシャから逆に男に怪我がないか心配され狼狽してしまった。
普段からナターシャは自分より他人を気遣う傾向にあるのがよくわかる。
末端のメンバーにも気兼ねなく優しく接し苦労を労ってくれている。
メンバーからは聖母の再来ではないかと噂が流れナターシャは更に神格化していく。
今回の失態はラウヘル相手なら間違いなく処分され今頃は肉の塊となっていただろう。
そこまで酷くは無くとも何らかの処分があると思っていたダンガスはナターシャの懐の深さに感動していた。

「あの方が天下を取ればきっと良い国になる」

ふと呟いた言葉だったが周りのメンバーに聞こえたのだろう。
全員が頷き決意を新たにするのだった。



そして夜、夕食が終わり部屋に戻るとハスランはナイルに連絡しようとするが

『ハスラン、聞こえるか』

ナイルからだ。
会話石を通じて言葉が直接脳裏に浮かび上がる。

『ああ聞こえているぞ』

ハスランは意志を込め返答する。
少し頭痛がする。
ハスランはこれが苦手だ。

『まずいことになっていた、詳細は便箋を送る』

『わかった、また連絡する』

そして程無くして便箋が受け取り用の袋に入った音がする。
それを手に取りナターシャの部屋をおとずれたハスランは便箋を取りだしナターシャへ渡す。
目を通したナターシャはハスラン、キャスタに便箋を読むよう促し真剣な表情で

「次元の歪みにいたデーモンの封印が解かれたようです」

ハスランとキャスタは改めてナターシャへ向き直り姿勢を正す。

「象牙の塔のウィザード達の手によりフロアーごと閉じ込めたようですが次元の歪みは閉じられていないようです」

「次から次へと・・・」

これはハスランが呟いた言葉だが残り二人も同じ心境であった。
ハスランに速報をゲラドへ出すよう指示をしキャスタへは一緒にくるよう指示をする。
ナターシャはキャスタを伴いダンガスの部屋を訪れ象牙の塔の現状を語った。

「まさか、そのようなことになっているとは」

「オーレンのレジスタンスと連絡を取って戴けませんか?」

ダンガスは即答しその場で連絡をとろうと会話石を取り出す。

「オーレン周辺に異常がないか訊ねればよいのでしょうか?」

「ええ。お願いします。あと何か少しでも異変があれば各地のレジスタンスに連絡するようお伝えください」

「そのように」

そして意識を集中したダンガスは眉間にシワを寄せ会話する。
しばらくすると終わったようで口を開いた

「まだ異変はないようです。警戒するよう伝えま
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