十九話
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ょ、戦うの!?」
「事情を話した方がええんちゃう?」
幾人……と言うか刹那、楓以外は戦うことに否定的の様だ。彼女達が戦闘員ではないこともあるだろうが、それ以上に話せばわかってくれる。とでも思っているのだろう。だが、そんなものは……
「無意味だ。大体、タイムマシンなど叫んだ所で簡単に信じてくれるとでも? 平時ならまだ耳を傾けてくれるかもしれないし、実証も可能だろう。だが、現在は未曽有の事件で一杯一杯の筈だ。戯言と斬って捨てられる可能性の方が高いだろう」
「で、でも……」
「どちらにせよ、余り悩んではいられんでござるよ」
全然聞いていなかったが、どうやら外の魔法先生が五分だけ待つと警告したようだ。
「覚悟を決めろ。説明をして、納得してもらうには時間がなさすぎる。それに……」
どうせ彼等は救えない。小さな声だが、健二はそう呟いた。だが、それを聞きとってしまったものが居た。
「お、おいそれってどういう「っしゃあ! 皆無事だな!」
「カモじゃない! ネギはどうしたのよ!」
健二の呟きを聞きとったもの、長谷川千雨は突如現れたカモに声を遮られてしまう。だが、彼女の胸にはそれがしこりとなって残された。
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