第三章
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な」
「いいの?」
「次にあそこに行けばわかる」
岸辺、船が捨てて置かれていたそこにだというのだ。
「御前にもな」
「そうなんだ」
「そうだ、何もかもが静かな眠りについたことがな」
ヘライトクレスは長老のその悲しみの中にある祈りも含んだ静かな言葉を聞いた、そして彼が次の日にその岸辺に行くと。
船の瓦礫は消え去ってしまっていた、海の波に連れて行かれたらしい、イアソンの亡骸も。
彼はその何もなくなってしまった岸辺を見て長老の言葉を理解した、もうそこには何もなく静けさだけがそこにあった、その中で理解したのだ。
思い出はそこに 完
2013・7・26
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