第四章
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ようになっただけで」
「本当に食事は大事だな」
「全くですね」
こう二人で話すのだった、そしてその瑛久はというと。
今ではすっかり肉も牛乳も口にする様になった、それで登板の前日家で妻に笑顔で問うたのだった。
「今日の夕食だけれど」
「ええ、今日のメニューね」
「何かな、一体」
「トマトとレタス、アスパラガスのサラダにね」
まずはサラダを出す美樹だった。
「それとシチューよ」
「どんなシチューかな」
「ホワイトシチューよ」
それだというのだ。
「鶏肉を入れたね」
「それはいいね」
もう鶏肉と聞いてもこう返す様になった瑛久だった、瑛久はそのうえで妻にさらに尋ねた。
「他には?」
「ハンバーグも作るから」
これがメインだった。
「上にチーズを乗せたね」
「そう、じゃあどれも楽しみにしておくよ」
「デザートは林檎があるわよ」
こうした話を普通に出来る様になっていた、全ては美樹の努力の賜物だったが瑛久はそのことに気付かないまま今は肉も乳製品も楽しむのだった。
混ぜもの 完
2013・8・21
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