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強迫観念
第三章
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後で阪神のユニフォームを着たまま神社まで行った。千佳はその兄を見ながらこう言った。
「万年Bクラスよりいいでしょ、最近の阪神そこそこだから」
 こう言うのだった、兄を見送って。
 千佳は数日後一緒に遊んでいたその友達に今度は小学校の自分達の教室において項垂れつつ言った、その言った言葉はというと。
「贅沢なのよ、お兄ちゃんってね」
「阪神のことよね」
「そうよ、勝っても負けても騒ぐけれど」
「一敗した位でがたがた騒ぐなっていうのね」
「そうよ、一勝してもね」
「あんたのお兄さんって学校でも制服の下は」
「阪神のユニフォームよ」
 まさにそれだというのだ。
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