ターン31 決戦!三幻魔〜幻魔皇、ラビエル〜
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がないし、攻撃してさくっと退場願おうかな。
「チャクチャルさん、ラビエルに攻g『あ・ほ・かお前はあああぁぁっ!!』えぇー!?なんでっ!?」
意気揚々と攻撃宣言をしようとした瞬間、全力でユーノがそれを止めに来た。なんでなのさ、僕だって安全地帯を自分のモンスターに使うデメリットは知ってるのに。次にサイクロンなんかを引かれたら、もうこれ以上チャクチャルさんを守る手段はない。だから今のうちにラビエルだけでも倒しておけば………。
『貴方の決断はできる限り尊重したいが、さすがに今のは擁護できないな。というか闇のゲームにおいて勝負を捨てるような所業、ダークシグナーの契約者としてむしろ私が許さない。こんな所で死なれては、生き返らせた甲斐がない』
「チャクチャルさんまで、そんな」
『よしわかった、一から説明してやるからよーく聞け。まずお前がここで攻撃するとして、そのあとどうする?』
言われて、今の手札に目を落とす。そこにあるのは魔法カード、特にわざわざ伏せるようなカードではない。
「まあ、そのままターンエンドかな」
『そうだろうそうだろう。で、そうしたら殉教者は何をする?』
「安全地帯が破壊できるなら破壊して、それから……」
『ヒントをやろう。マのつくカードだ』
マのつくカード?あれ、なんかついさっきそんなカードを見たような見なかったような。
『ハイ時間切れ。正解はさっきサーチしてたレベル4貫通持ちデーモン、マッド・デーモンを召喚する、だ』
「マッド・デーモン…………ああっ!そういうこと!」
そこまで言われてやっとわかった。僕の場にはオイスターマイスターをリリースした時に出した、アトランティスの効果込みでも攻守200のオイスタートークンが守備表示で残り続けている。そしてマッド・デーモンの攻撃力は1800で、僕のライフは残り200。となると、その攻撃が来れば僕の負けだ。完全に目先のターンでのボード・アドバンテージしか見えてなかったけど、それじゃあ元も子もない。なら、確かに攻撃は悪手か。だったら!
「チャクチャルさんを守備表示に変更、そして効果発動!このカードでの攻撃を放棄することで1ターンに1度、相手に守備力の半分のダメージを与える!ダーク・ダイブ・アタック!」
「むうっ!?直接攻撃の次は効果ダメージとは、神を名乗る割にずいぶんと小癪な手を使うものだ」
『さすが幻魔の皇、などと偉そうなことを言っておきながらすることはひたすら物理で殴るのみのパワー馬鹿、私のような神とは考えのレベルが違う』
いやだからそこ、勝手にケンカしないの。今デュエルしてるんだから。
地縛神 Chacu Challhua 攻3900→守2400
殉教者―ラビエル― LP1400→200
「よしっ
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