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遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
ターン31 決戦!三幻魔〜幻魔皇、ラビエル〜
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 ダーク・リゾネーター 攻1300
 ギフト・デモン・トークン×2 攻1500

 殉教者の場には音叉を手にした赤い目の悪魔が、僕の場には2体の茶色いおたまじゃくしのできそこないみたいなトークンが攻撃表示で特殊召喚される。こ、攻撃表示!?しかもこの子オイスターマイスターより攻撃力低いし!

「さらに、ここで我の効果を使う。我はモンスターを1体リリースすることで、そのモンスター分の攻撃力をエンドフェイズまで得る!ダーク・リゾネーターよ、ふたたびその命燃やし尽くせ!」

 ダーク・リゾネーターが音叉を鳴らして緑色に光る3つの光の輪になり、その輪がラビエルの体を包み込んで吸い込まれていった。なんだあの演出。

『シンクロ召喚だな。そうかそうか、あの演出こんなところでも使い道あったのか』
「………?」
『あ、気にすんな』

 幻魔皇ラビエル 攻3500→4800

「バトル、我が唸る拳は神をも砕く!トークンに攻撃、天界蹂躙拳!」

 天界蹂躙拳、とはよく言ったものだ。その名のごとくあたりの空気すらも震わせながら、圧倒的な質量をもって迫る拳が棒立ちのトークンを一撃で粉砕する。そして一瞬後、これまで闇のゲームで受けてきたダメージとは比べ物にならないほどの衝撃を受けてそのまま勢いで体が後ろに吹っ飛ばされた。ぐっ、なんだこれ!?痛い、なんてもんじゃない!痛すぎてむしろ気を失う心配すらない!

 幻魔皇ラビエル 攻4800→ギフト・デモン・トークン 攻1500(破壊)
 清明 LP3500→200

『あらー………生きてるかー、清明ー』
「くっ、もうちょい心配してくれてもいいんじゃないの?」
『いやだって今のでダメになるほどやわな奴がデュエリストなわけないだろ』

 なんか納得してしまった悔しい。まあ、まだ、ね。まだいける、体だって動くし頭もはっきりしてる。………よし、頑張ろう。しかし今のは危なかった。ドラゴン・アイスの効果コストにハリマンボウを使ってなかったら一撃でデュエルが終わってたぐらいだし。

 幻魔皇ラビエル 攻4800→3500

「我の攻撃力はエンドフェイズに元に戻る。ターン終了だ」
「そんなわけで僕のターン!さっきのはむちゃくちゃ痛かったからね、お礼はたっぷり利子つけて返してあげるよ!フィールド魔法、アトランティス発動してギフト・デモン・トークンとオイスターマイスターをリリース、地縛神のチャクチャルさんを召喚!さらにオイスターマイスターが戦闘以外の方法で墓地に送られたから、オイスタートークンも特殊召喚ね」

 召喚に合わせて僕の全身にダークシグナーの証である紫のあざが走り、それと同時に地面からいくつもの古びた柱や建物跡のようなものが生えてきて辺りがみるみるうちに水に包まれていく。そしてその建物の
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