第115話
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ゼ達に近づき色々準備を始める。
「傘下に入る事は、私と同じ寮でございますよね、きっと!
そうなると、生活用品から揃えないとでございますね!」
オルソラは他のシスターや天草式のメンバーを巻き込みつつある。
そんな状態を麻生は二歩、三歩、離れた位置で見守っていた。
そこに、インデックスが近づいてくる。
その顔をは何やら言いたそうな顔をしている。
「どうした、俺に何か用か?」
「きょうすけが放ったあの一撃。
あれって、天地乖離す開闢の星だよね。
メソポタミア神話の創世叙事詩に出てくる、古代メソポタミアで天地を切り裂き、世界を創造した話に出てくる、天と地を分けた一撃。」
「さすがは禁書目録。
一目見ただけで、分かるとはな。」
「答えて、どうしてきょうすけがあれを使えるの?
あれは天と地を分けた一撃はいわば、星が起こした現象にすぎない。
それを人の手で再現するなんてできない。
なのに、どうしてきょうすけはあれを・・・・」
「そんなの簡単だ。
俺は星と繋がっている。
不本意だがな。」
麻生の言葉をインデックスは何を言っているのか分からなかった。
その言葉を頭の中で噛み砕く。
まだ、信じられないのかもう一度、麻生に聞く。
「どう・・いうこと・・・」
「俺は幼少の頃、突然星と繋がったんだ。
そのおかげであらゆる事を知ったし、超能力も魔術も扱う事ができる。
さすがに天地乖離す開闢の星を発動させるには、大きな負荷がかかるが、まぁできなくはない。
だが、アレは世界にも大きな影響を与えるし、周りの被害も甚大だ。
おそらく、これが最後かもしれないな。」
麻生は夜空に視線を向ける。
遠い空では次元が歪んでいた。
乖離剣が繰り出す天地乖離す開闢の星は空間を切断する。
風の断層は擬似的な時空断層までも生み出す。
あの時、上条達がこの一撃を見て恐怖したのは、遺伝子がその恐怖が刻まれているからだ。
創世叙事詩の通り、この乖離剣が生み出すものはあらゆる生命が存在しなった頃の原初の地球であり、あらゆる「死の国」の原典であるそれは、生命の記憶の原初の光景である。
その光景はまさに地獄。
麻生や操祈が見た、一面が煉獄に燃え盛っていたのはまさにその光景だ。
「この事は他言無用だぞ。
あまり知られたくないからな。」
質問はもう受け付けないのか、インデックスがどれだけ聞いても返事は返ってこなかった。
建宮は最大主教に連絡した所、快く了承したようだ。
オルソラを含めたシスター達は、必要な荷物を纏め、イギリス
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