第三章
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たのね、そこまでは」
「かなりね。けれど君も三日待ってって言ったのは」
「スローよね」
「お互いにそうだね、それで暫くはここでデートして」
「徐々にね」
お互いはじめてだから余計にだった、この辺りは。
「徐々にしていきましょう」
「そうだね。それじゃあね」
「はじめてだから」
それならだった、ましてやお互いにそうだから。
「少しずつね」
「うん、それがいいね」
その決断に迷った彼も頷いてくれた、そうした話をしてそのうえで二人で砂浜を歩いた。
はじまりまでも遅くてそれからも徐々に、そんなスローな二人だけれど私も彼もそのスローな中でいいものを感じていた、そのうえで今二人で砂浜を歩いていた、笑顔で。
スローモーション 完
2013・3・4
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