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インフィニット・ストラトス 復讐を誓った血継限界の転生者
約束と嘘
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だよ」

「じゃあ今も憧れること……あるの?」

「いや、もう無いよ。第一俺、ヒーローってガラじゃなしな」

「そんなことない!」

簪はいきなり大きな声で否定してきた。

「燐はやさしいしくて強くて、ヒーローみたいだから……」

ハッと簪は自分が無意識に大きな声でしゃべっていたことに気づいて、言葉を顔を赤くしながら止めた。

「ありがとう簪。そう言ってもらって嬉しいよ」

俺は簪の頭を撫でながら言うと簪は顔をさっき以上に赤くしながら、俯いてしまった。その時、俺のケータイが鳴り始めた。

「おっとメールだ。……簪、俺明日から2日、3日、所属の企業に行かないといけなくなったんだ。手伝いが出来なくなるんだ」

「だ、大丈夫だよ」

「そうか、悪いな」

そのあとすぐ、簪はバスルームに入って、シャワーを浴びている最中に俺はもう一度、届いたメールを見ながら簪の言葉を思い出していた。

「ヒーローか……俺はそのヒーローにやられる敵キャラだよ、簪」

本当はそのメールは俺達、紅原三兄妹が作った組織、『暁』として動くためのメールだった。











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