17 ベラミー捕獲
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〜ベラミーside
おれの目の前に立つのは、ムカつく表情をした男。酒場でやるには狭いんで町の広場に場所を移した。
ここなら能力を発揮できる建物や障害物がある・・が、こんなのに力出す事もねぇだろう。ちょっくら脅してやって終わりだな。この・・バネバネの実の力でな!
まずは挨拶がわりに軽く跳ね女に迫る。
「・・・」
おっと、これはかわすのか・・・そこそこ戦い慣れてるようだな。じゃ、ちょっと本気出してやるか!
「スプリング狙撃!」
7割ぐらいのパワーで足をバネと化し跳ねる。これぐらいで十分だろ・・・?避けねえとはいい度胸だ。
ガン
な、なんだ!?今の感触は全く手応えが無かった・・ちぃっ・・手ぇ抜きすぎたか・・
「ベラミー!お遊びはそのぐらいでいいぜ!さっさと泣かしてやろうぜぇ!」
「わ、分かってるよ!ハッハハ!今泣いて謝ったら許してやるぜ!兄ちゃん!」
「戯言はいいからこいよ。雑魚」
手をこっちに向けてクイクイとしてる男。どこまでもなめやがって・・
「今度は全力だ。大ケガしても知らねぇぞ!・・スプリング狙撃!!」
ガン
!?またこの感触だと!?どういうこった!?
「ぬるい」
退屈そうにアクビをかましやがる男。・・これは…何かの間違いだ・・今日はたまたま調子が・・
「これが本気か?」
ザワザワと仲間達が騒いでる・・。やべぇ!このままじゃ・・・こうなりゃ必殺技で・・・
建物や障害物を利用しての跳躍を無数に重ねて威力を増した一撃・・・
「スプリング跳人!!」
これの一撃に耐えた奴はいねぇ!いい加減・・くたばりやがれぇ!
ゴっ・・
「!!?」
三度、鋼鉄にぶつかったような音と衝撃。・・がぁっ!?体中が痛ぇ・・そんな・・こいつは一体
「かゆい」
まさか、全くダメージが無いのか!?そんなバカな!こ、これは夢だ・・夢なんだよな!?
「ベ、ベラミー!?じょ、冗談はよせよ!からかってんだろ!はっ早くそいつをっ」
冷や汗が止まらない様子のサーキース達が目に映るが・・それどころじゃねぇ・・イヤだ・・これ以上こいつと関わるのは・・殺されちまう!
「来ないの?俺からいかせてもらおうか?」
「ひっ!?・・うわあああっっっ」
何度も何度も攻撃を繰り返す。・・・夢なのに何やってんだおれは・・早く覚まねぇかな・・
「悪いが全て現実だ」
「!!ひぃっ!寄るなあ!化け物ぉぉ!!」
叫ぶおれを見て仲間の女達が全員驚いている・・
「・・こ、このおれがやってやるぁー!!」
サーキースが男にナイフを振り下ろす。・・や、やめろ・・そんなのじゃ・・
ガッ!バキーン!
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