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lineage もうひとつの物語
パーティー結成
ホワイトナイツ
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備しときなさいよねー」

と腕を組ながら勝手なことを宣う。

「無茶言うなよ・・・」

アレンは困り顔でエレナに目線助けを求めた。
が、エレナは窓に顔を向け空を眺めている。

「じゃ、じゃあ・・・・」

考える時間を稼ぐため言葉を濁す。
パッと目を輝かせたアレンは何か閃いたようだ。

「鉄攻兵団!ってのはどう?」

エレナは聞かないふりをしアーニャは呆れたふうに言い寄る。

「あんたに聞いた私がバカだったわ」

ふぅと溜め息をつきアレンを睨むアーニャ。
アレンは焦り考えを巡らす。
困った様子を楽しむようにアーニャは睨む。
そしてまた思い付いたようだ。
アレンは呟くようにその名を吐いた。

「ホワイトナイツ」

自分達の最終目標はラウヘルの討伐である。
そのラウヘル直属の兵であるブラックナイトに対抗する名称だ。

「いいじゃないそれ」

先程まで我関せずを貫いていたエレナが賛同しアーニャも

「あんたにしては上出来だわ」

と賛同しここにホワイトナイツとして名称は決まった。
次はエンブレムであるがそれはエレナとアーニャで決めることになりアレンは茅の外だった。

「あんたに任せると怖いからね」

アーニャの言葉は的を得ているがアレンはちょとだけ不貞腐れてお茶をがぶ飲みするのだった。

暇になったアレンはいつものように宿裏で剣を振るい戻るとエンブレムが書かれた紙がテーブルの上に置かれているのが目に入った。

「いいね」

そう呟き紙を手に取る。
盾が中央に配置されその左にWが右にKが書き込まれている。
恐らく頭文字をとってあるのだろう。
そして四隅から対角線にクロスした剣が書いてある。
よくみると右上から左下に向かって伸びた剣はアレンの愛用品ツーハンドソードだ。

三人はその紙に書かれたプレートを作りアレンの装備にある王家の紋章を隠すように上から貼り付けた。
これで街中でマントを外すことができる。
アーニャはローブの腕の部分に、エレナは鎧の胸の部分にそれぞれエンブレムを付けホワイトナイツが結成された。


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