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ソードアート・オンライン『明星の勇者』
第一層攻略会議
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第一層迷宮区19階


カイン「シリカ!スイッチ!」


シリカ「わかりました!スイッチ!」


デスゲームが始まって一ヶ月…俺とシリカ迷宮区のマッピング兼レベリングをしていた。


そして今戦っているのはコボルト・ソードマンというモンスターでシリカがソードスキルを使い俺と交代して下がる。


カイン「うおおおおおっ!って!のわぁ!」


シリカ「カインさん!」


俺はソードスキルで連続で切り裂いていくが足を滑らせて体制を崩してしまうも既にコボルトは倒されているので危険はない。


カイン「ああ〜うまくいかないな…」


シリカ「でもこの前より断然に上手くなってますよ」


カイン「それは俺でも実感してる…これが完成すれば間違いなくボス戦なんかにも役立つ」


シリカ「そうですね…今日はこれぐらいにして街に戻りましょう」


カイン「そうだな…今日はトールバーナで攻略会議が開かれるんだもんな…」


シリカ「此処から街まで戻って色々と準備してから行きましょう」


カイン「それじゃあ戻るか」


俺は立ち上がって迷宮区を出るために歩き始める。


ソードアート・オンラインが始まって約一ヶ月…死者は532人という人数が死んでしまったなか未だに一層を攻略されずにいた。




トールバーナ 農家2階


カイン「えっと…ポーションは無くなってきたから買わないとな…そういやあ、みんなどうしてるかな…あれからもう一ヶ月は過ぎたのか…」


俺は宿泊している農家の2階の広い二人部屋でユリアン達のことを考える。


案外…誰か此処に来てたりして…


カイン「まあ、可能性かな…」


そういいながら右手に1コルの黒パンと此処の飲み放題のミルクを暖めたホットミルクを飲みながら攻略会議の時間までゆっくりとしておく。


シリカ「カインさ〜ん!ただいま〜」


そんななかにフード付のローブ装備したシリカが帰ってくる。


カイン「どうだった?」


シリカ「はい、攻略会議があるということで高レベルのプレイヤーが集まってきてます」


カイン「そうか…それじゃあそろそろ時間だし行くか」


そういって農家を出てトールバーナの広間に向かう。


その時にシリカはフード付のローブのフードを深くかぶって顔が晒されないようにする。


理由は実に簡単だ。


シリカはプレイヤーの中でも美少女に値する女の子…その上にレベルも高いことから目立つから…というか不埒な目に遭うかもしれないのでということでフード付のローブを着させた。


シリカ「もしかして…ボスの部屋を見つけたんでしょうか…」

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