陽龍と陰龍
陰龍覚醒
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ぎるためハンターの可聴域ギリギリの高さで咆哮をしてくる。
狩猟中、聞こえるか聞こえないかぐらいの咆哮なのはそのためだ。
しかし陰龍ネヴィアの咆哮は違った。
特別大きい声量なわけでもなく、とてつもない高音というわけでもない。
耳に入った瞬間、頭が揺さぶられ内臓を握りつぶされるような重苦しく圧のかかる咆哮。
「さすがは一端の古龍ってわけね…ッ!」
視界がかすみ、平衡感覚が無くなる。
決死の特攻で保っていた精神も根こそぎ削り取られたような感覚。
手に頭を当て屈み込んでしまうラト。
「ラトォ―――!!!」
堪らずガイルが飛び出す。その時だった。
「―――!この咆哮は!」
「あの姿、イビルジョー!?」
先ほど群れの先頭を走っていたイビルジョーだった。
「改めてみるとすげぇ数だ…、百や二百なんて数字じゃねえ!」
イビルジョーは左右を見回し何かを確認した動作を見せると怒り状態に移行した。
「特攻する気か。ラト!早く逃げるんだ!」
屈み込んでいたラトはようやく意識を取り戻し、ガイルの元へと走り出した。
それを待っていたかのように飛竜の軍勢は一気に古龍へ攻撃を仕掛けた
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