第一部
第二章 呪印という花を君に捧ぐ。
シノ
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クラはその管を通って風穴に向かっていたはずだ。しかしその前にはシノの蟲が行った。逃げ場を失ったチャクラは逃げ場を求め、そして互いに反発して爆発を起こしたのだ。
「早く彼を緊急医療室に!」
いくら早く彼を治療しても再起不能になるのは確かだが、とりあえずそれなりの処置をしておかなければならない。この腕はもう使い物にならないだろう。一瞬脳裏に、寂しげな顔の師匠が――リンの姿が浮かび上がった。
――ユナトに童子先生の腕を移植させたの、正解だったかな――
直ぐにその思いを振り払って、チャクラでとりあえず一応止血させる。点穴を押してチャクラの流れを速め、医療班に担架を送っていってもらった。
「……では、次の試合を始めちゃって構いません」
ヒルマの言葉にハヤテは頷いた。
「えー、では、早速次の試合を始めたいと思います」
ヒルマはふと七班の方を見やる。先ほど来た医療忍者によると、サスケは既に病院に運ばれ、暗部の護衛つきで休まされているという。そして彼はもう既にいとめユヅルの方に向かっているということらしい。一人の医療忍者がそれをハッカにも報告し、頷いたハッカが煙りを巻き上げてそこから消える。あっ、と誰かの声がしたような気がして振り返ると、掲示板には次の対戦者の名が載っていた。
【 つるぎ ミスミ
VS
カンクロウ 】
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