25話
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と反撃に転じる。しかしやはりそれこそがヴァルドの狙いだった。木刀から伸びる銀色に光る鉄の鎖が鞭のように伸びて突き出した右手のトンファーを弾くとそのままがら空きになった右から真正面に木刀で殴りつけた。
体の右肩に強烈な一撃を食らうが、ロイドは食らうと同時に左手のトンファーを防御ではなく攻撃に使いヴァルドの顔を殴りつけた。
絶対に何かあると相打ち覚悟で挑んだ攻撃だったがヴァルドは一歩怯るむも、むしろ接近し過ぎたロイドの攻撃の隙を見逃さず首に鎖を巻きつけて締め上げる。
「へっ、あれを食らっても怯まず一撃食らわせるとはやるじゃねえか。だが、もう終わりだ」
ヴァルドとの体格差から体が少し浮いておりギリギリと鎖で絞められた首には捻じ切らんばかりの力が込められ、あと数秒もすれば失神してしまう。
苦悶の表情でトンファーを振り回して暴れるロイドだったが、両腕を使って防御出来ないヴァルドに抜け出せるほどのダメージを与えるより先に自分が失神するほうが早いと負けを悟った直後、目の前にある火の中にヴァルド共々飛び込んだ。
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