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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百十六話:確認と狼狽
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「では、本当にこれで。いつまでもそのままでは風邪を引きますから、カールさんも早く帰ってくださいね」


 まだ何か言いたそうなカールさんを置いて、宿への道を戻ります。


 ……カールさんを殴り飛ばした後は、一時的に冷静になってたが。

 ……揉まれたんだよなあ。

 ……パパンとママンの可愛い娘として、清楚なキャラは守っていきたかったのに!
 何も、あんな、通りすがりみたいな人に!

 スペックは高かったから、農村の働き手という縛りが無ければ、能力的には旅にも連れていけたかもしれないけど!
 色々と心配してくれたし、いい人ではあったけど!
 でもあんなデリカシーの無い人は、やっぱりお断りです!!

 大体なんだよ、さっきまで男と思ってた相手に、胸揉んで惚れるってなんだよ!
 そのままプロポーズとか、意味がわかりませんから!!


 ……ていうか、そんなにわからないもの?
 いくら、晒を巻いてるからって。
 あそこまで、……しつこく!!触らないと、わからないもの??

 そこまで誤魔化せてるなら、いっそわからないまま終わらせてくれても、良かったんじゃないの?
 どうなの、これ??

 と、歩きながら自分でも感触を確かめてみますが。

 ……よくわからない。
 何も着けてない時とか、普通に女物の下着を着けてる時よりは、まあ固いけど。
 すごく固いってほどでも無いっていうか、比較対象が無いことには……。

 ……ヘンリーって、どんな感じだったっけ?


 と、思ってると、ちょうどいいところに。

「ドーラ!」
「……ヘンリー」

 ヘンリーが現れました。

「……ヘンリーが、いる」
「お前が遅いから、探しに来たんだ。……どうした?何か、あったか?」

 ヘンリーがなんだか怪訝な顔をしているようですが、今はそんなことよりも。

「ヘンリー。ちょっと、触ってもいい?」
「……は?」
「あ、嫌?ならいいの、ピエールに頼むから。そうだ、たぶん大丈夫、ピエールでも。ちょっと小さいけど」

 無理矢理は良くないからね、ピエールなら私がちゃんと頼めば、嫌とは言うまい。
 よし、ピエールにしよう、そうしよう。

「……待て。なんだかわからんが、俺にしろ」
「いいの?」
「……いいよ」
「ありがとう。じゃ、ちょっと失礼」

 同意が得られたところで、ヘンリーの胸を触って確認します。

 ……うん、固い。
 これは、固い。
 これに比べたら、やっぱり晒を巻いてても、十分に柔らかいかもしれない。

「……おい。……何、してるんだ……?」
「ちょっと。確認」

 でもなあ。
 ヘンリーだからなあ。
 男性だからって、ここまで鍛えてる人ばかりで
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