動乱
離脱と加入
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ニャ達に相談してからでないと承諾はできないが。
「わかりました。連れに相談してみましょう。」
「ありがとうございます。現地にライラという者がいますので詳しい説明はそちらで聞いて下さい」
そして男性と別れたアレンは宿への道を歩く。
そしてアーニャ達はどこまで自分と行動するのだろうと考えた。
旅の準備で買い物をしていたからまだ目的を達成していないのだろう。
アーニャ達にとって恐らく火田村には用事がないはずだ。
ここで別れることになるかもしれないと思いふと寂しくなるのであった。
翌朝、日課である早朝の鍛練を終え部屋に戻ると二人が部屋の前で待っていた。
「やぁおはよう。今日は早いね」
爽やかに挨拶をするもアーニャは黙ったままだ。
何故か少し顔が赤い。
部屋へ入るよう促しテーブルを三人で囲う。
エレナはアーニャの背中をつつきながら言葉を発するよう促すが俯いてしまい微動だにしない。
エレナは溜め息をこぼし
「アーニャが貴方の子を宿したみたいよ」
アレンに衝撃が走る!
アーニャは驚きすぎて固まってしまう!
アレンは初だがどうやったら子供ができるかぐらいはわかる。
行為の覚えが全く無い。
自分は夢遊病でも患っているのだろうか。
エレナの顔は真剣そのものだ。
意識していないところで襲いかかってしまったのか。
しかし自分は男だ。
責任はとらなくてはいけない。
嗚呼ナターシャ。
護る対象が変わってしまったことを許してほしい
エレナは固まったまま放心しているアーニャと頭を抱えてうんうん唸っているアレンの様子を楽しんだ後に
「冗談よ。そんなことあるわけないじゃない。それとも二人には思い当たる節でもあるの?」
アレンとアーニャは首が取れるのではないかと思われるぐらい否定をし落ち着きを取り戻すのに必死だった。
落ち着いたアレンにエレナはお願いする
「私達二人を貴方のパーティーとして迎えてほしいの」
アレンにとって願ってもないことだが疑問が浮かぶ。
レジスタンスのほうは?
聞こうとしたとき先にエレナが話しだす
「レジスタンスは辞めたの。正式にね。」
「それにね貴方は殿下の元に馳せ参じるのでしょう?だったらここにいても貴方についていっても結果は変わらないわ」
先を越されたアレンは他にも思うところはあるが口に出すことはせず突っ込むことはしなかった。
「願ってもない申し出です。よろしくお願いします」
アレンは右手を差し出し握手を求める。
アーニャが先程とは売って変わって嬉しそうに握手をした。
そしてエレナも手を重ねここに一つの新しいパーティーが誕生した。
「アーニャよかったわね。また一緒に旅できるわよ」
アーニャは再度俯いて
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ