第一部
第二章 呪印という花を君に捧ぐ。
大蛇丸
[10/10]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
心させられない、おぞましい笑顔を口元に浮かべた。
「ユヅル君、だったかしら? あの子のはついで。本命はやっぱりサスケ君よ――サスケ君、もし貴方が私に、この大蛇丸に会いたいと思うなら、この試験を死に物狂いで駆け上がっておいで」
首を元に戻した大蛇丸が取り出したのは、数時間前サスケが渡してしまった天の巻き物だ。それが緑色の炎をちらつかせながら大蛇丸の掌で滅びていく。
「――巻き物がっ!」
サクラの目が驚きに見開かれる。ふふふと大蛇丸はまたおぞましい笑い声をあげた。
「てんめえ、サスケとユヅルに何しやがった!?」
「別れのプレゼントよ」
怒鳴るマナに大蛇丸は微笑してみせる。
「サスケ君、貴方はきっと私を求める。――力を求めてね」
君の力が見られて楽しかったわ。
笑いながら大蛇丸は、木の中に溶けこむように消えていった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ