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とある蛇の世界録
エピローグ
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 レーディングゲームから三日たった

 ヤトはそのままアーシアにとり憑くそうだ
 人型になった時の姿が幼女だったのにはさすがの私も驚いたがな
 ヤトが言うに、アーシアの体を基盤としその約八割を共有し合っている状態らしい

 今はヤトも私の家に住んでいる

 問題はこの間のあれだ

 あの後変態の死亡を確認したらしい
 そのことにおいてヤトを処分するなどという案が出たらしいが
 サーゼクスが私の名を出して黙らせたそうだ

 そして今、私は毎度のごとくオカルト研究部の部室にいる

 「ヤトさんの髪さらさらで綺麗ですね」

 「それはご主人もだろう、綺麗な金髪だよ」

 そう言って笑いあうアーシアとヤト
 和むな

 リアス達は最初、ヤトを部活にいれるのを渋ったが
 サーゼクスの進言とアーシアの必死の説得で思いなおしたみたいだ

 だが今、ヤトは我が部のマスコットキャラクターのような
 存在になっている

 小さくてかわいいしな


 そしてこれは昨日のことだが

 私の家にオーフィスと黒歌がやってきた
 いや、オーフィスは帰ってきた。と言った方が正しいが

 「お母様、御飯」

 えぇい、急かすなオーフィス

 「待ってろ、後少しだ」

 できた夜食をリビングへ持っていく

 「にゃぁ、ハンバーグかにゃん?」

 「そうだ」

 結構自信はあるのだが・・・

 「うまいにゃあ」

 「ホント、おいしいです」

 「我も、そう思う」

 「おいしいよ、父上」

 こうおいしそうに食べられると
 作った甲斐があるというものだ

 そして、皿洗いを済ませ
 ソファーになだれこむ

 ヤトが今私の膝の上に座っている

 「父上の膝は座り心地がいいなぁ」

 「そうか」

 というかこいつ軽過ぎないか?
 それともこの体形ならこんなものなのか?

 「ヤト、ずるい。我とかわる」

 「いやだ、姉さまといえどもここはゆずらない」

 「む、そこは我の特等席」

 おい、喧嘩をするな
 しかも私を挟んで

 「私の膝は二つあるだろう? オーフィスは右側に乗ればいい」

 そういってヤトを左にずらす 
 やっぱり軽いな、ほんとに大丈夫か?

 なんだかんだやっていると風呂が沸いたようだ

 「アーシア先に入るか?」

 「いいんですか? じゃあ行ってきますね」

 そういってアーシアが用意しに行こうとした時だった

 「じゃあ、我。お母様と一緒に入る」

 「じゃあ、私も」

 「はぁ、分かったよ」

 と言うと、嬉しそうに頷く二人
 オーフィスは表情変わってないけど

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