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ソードアート・オンライン『明星の勇者』
捨てられた少女
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12:31


カイン「さてと…どうして死のうとしたんだ?」


本体へと戻った俺達はこのまま停止は不味いのでユリアン達には先にいってもらい、ここにいるのは俺とシリカとフルブライトだけだ。


シリカ「カインさん!単刀直入過ぎます!」


カイン「ああ、すまん…」


シリカ「ごめんね、えっと…あたしはシリカ、それでさっき話したこっちの男の人はカインさん、それでもう一人の男の人がフルブライトさん、あなたの名前は?」


女の子「…ユウナ…」


シリカ「ユウナちゃんか…それであの場所で何があったのかを教えてくれるかな?」


ユウナ「……はい…」




その後語られた内容は衝撃なものだった。


ユウナの他のパーティメンバーは3人とも兄姉といった、身内でデスゲーム宣言から三時間位ではじまりの街からでてホルンカを拠点にレベリングしていたらしい。


そして次の村に移動中にリトルネペントの実付きと出くわしユウナのパーティメンバーのひとりが好奇心で実を割り…リトルネペントに包囲された。


索敵を発動させていたユウナはあまりの数にパニックにおちいる中他の3人の反応が索敵から外れたらしい。


フルブライト「大将それってつまり…」


カイン「隠蔽だろうな…バカなことを…」


ユウナ「バカな…こと?」


カイン「ああ、君がいった通りその3人は隠蔽っていうスキルを入れていたんだろう、隠蔽は敵に気づかれないようにできるから確かに便利だ…だけど万能じゃない…隠蔽がくらわないMobもいる…例えばリトルネペントとかな」


シリカ「そ、それって!」


カイン「ああ、俺の索敵は恐らくプレイヤーの中で最も高い…俺の索敵には隠蔽の効果は看破されてるからその時に3人の点滅が消滅した…恐らくは君の兄や姉はもういないだろう…」


皮肉なものだな…恐らくは3人にとってユウナは捨て石…危なくなったら直ぐに切り捨てる囮役…


シリカ「酷い…家族を残して自分達だけ逃げるなんて…」


ユウナ「…可笑しいですよね…有能なお兄ちゃん達より、無能で落ちこぼれの私が生き残るなんて…」


カイン「現実世界では強者なんて居ない全員が弱者なんだ」


フルブライト「まあ、そんなところでユウナちゃん、自殺なんて馬鹿げてる。今一生。生きる人として!生きていこう」


ユウナ「で、でも…みんなはいらない子って…」

シリカ「それはユウナちゃんの回りが決めつけてることだよ」


カイン「大丈夫戦うことが怖いなら後方で見守ってくれて構わない、約束する俺達が君の希望になってやる」


俺は手を差し伸べるとユウナは泣き崩れ一時
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