捨てられた少女
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12:16
第一層 嘆きの森
トレーズ坑道を抜けた俺達は直ぐ様エテーネの村にとは言わずに安全地帯で休憩をとっていた。
カイン「剣技が186に索敵が206か…かなり上達してきたな…レベルアップはまだまだだし…」
俺はちょうどいい大きさの岩に座って自分のステータスを見ていた。
シリカ「あの、カインさん横いいですか?」
そこなシリカがやって来て別に気にはしていないので横に座らせた。
シリカ「危ないときに助けていたありがとうございます」
カイン「別にかしこまらくても…」
そんな中、索敵に複数のプレイヤーが近づいてきていた。
ワタル「な、なんだよ!この人数は…!」
ヨシユキ「これは…一体…」
安全地帯に足を運んだのはホルンカの村で別れたヨシユキ達だった。
カイン「よぉ!昨日ぶりだなヨシユキ」
ヨシユキ「カ、カイン!?どうして!?」
カイン「ヨシユキこそ、てっきりもうエテーネの村についていたと思ったんだが…」
ヨシユキ「ああ、ちょっとあってな…」
ヨシユキは横目で一緒にいる少女を見たがその子はかなり不機嫌で…ああ、なるほど…
カイン「まあ、頑張りたまえ若者よ」
ヨシユキ「いや!お前もだろ!」
え?もうすでに二十歳は越えてますよ(精神年齢は)
そうして俺とヨシユキは目的地が同じなのでエテーネの村まで一緒に行こうということになり休憩が終わってから嘆きの森を歩く…というか行軍する。
道中にはリトルネペントが出てくるがギルドメンバーにはちゃんと実付きが出てきたら絶対に実を落とすなと注意しているので大丈夫だろう。
カイン「ところでさ…ヨシユキ?なんでお前の仲間の一人は隠蔽を使い続けてんだ?」
俺は使い続けている索敵には及ばないが何度かメニューを開いて隠蔽を使っているのがわかった。
ヨシユキ「ああ、あいつはスギナミ、俺の悪友で何故いつも隠蔽使ってるかというと早くコンプリートしたいからだと…お陰で俺が付けてる索敵には反応しないときがある」
カイン「なるほど…ん?こいつは!シリカ!すまん此処で一旦停止!」
シリカ「え!?」
カイン「俺の索敵に反応があった!敵に囲まれてる!」
俺の索敵に俺達と少し離れた場所に敵に囲まれた4人のプレイヤーに恐らく敵はリトルネペントで実付きと戦って落としてしまったのだ。
俺はシリカに行軍を中止を呼び掛けると返事を聞かずにその4人のプレイヤーのところに駆け出した。
ヨシユキ「お、おい!ちょっと待てって!」
俺の後をヨシユキが追いかけてくるのがわ
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